ご近所探偵TOMOE -アナザーVer-(過去ログ抜粋) | 【邦画/洋画】世にも奇妙な深海部屋【ホラー多め】

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期間限定(予定)の映画の感想ブログです。毎月少しずつ、消化予定。ジャンルはホラー、サスペンスが多めです。

戸梶圭太・原作(幻冬舎文庫)、堤幸彦監督。2003年、WOWOWドラマ枠にて。
あらすじ…セクシーダイナマイツなともえ(主婦)と夫の勝雄が繰り広げる
スラップスティックで(一部)バイオレンスなラブコメディです。

原作以上の面白さを期待してはいけないという、ある意味では良い例です。
基本、どの作品にも言える事だとは思いますが…。
クドカンと堤監督という、私にとってはかなりオイシイ組み合わせでした。

以下、ネタバレ注意です。相変わらず堤節炸裂で大満足です。
細かい演出がとにかく多い!(堤監督作品の基本ですが)
尋常でなく群れる人たちの多さ(それが好き…)
サザエさん髪型の主婦五人組+丸眼鏡黒髪のハリポタっぽい小学生達が
メチャクチャ良い味出してます。ハリーポッターズは良かったです(笑)
トモエの家のお隣さんがSM夫婦で、こっちも笑えました。
クドカン演じる勝雄が見られただけで幸せです。ヘタレ上等ですよ。
バットの音を聞いただけで、ナニが素敵なサイズまで勃っちゃうのが不思議です。
トモエは原作より幼いと言いますか、ぶりっ子全開で良かったです。
話は原作のエピソードをごちゃ混ぜで、様々な話がほぼ同時進行で
発生していきます。今回もまた堤監督のお気に入り(なのでしょうか?)なIZAM氏が
出演していますが(※チャイニーズディナーという作品にも出演しています)
正直、アフロカツラ+グラサン着用なので、果たして氏が演じる必要があったのか?
という疑惑を拭いきれません。しかし、カツラネタがお好きですね…。
堤監督自らも出演&原作者の戸梶氏も出演しているので、ファンとしては
それだけで見る価値はあるかと思います。原作が大好き!という方にはあまり
オススメしません。あのアホっぽさ(良い意味で)を完全に表現するのは無理です。
地上波では出来ない事をやろう!というのが今作品の目標だったらしいのですが
達成してると思います。DVDはオマケ(インタビュー・俳優さんのプロフィール他)が
収録されていますので、本編見終わった後でもゆっくりお楽しみ出来ます。

所詮、堤監督信者の意見なので、かなり感想としては甘いんですが
気を抜きたい時に見るには最適です。でも、最後の最後で原作にはなかった
[トモエの秘密]が明らかになるので、覚悟して見る方が宜しいかと思われます。
そりゃないだろう、と思わずツッこんでしまいましたけどね。
戸梶氏×堤監督×クドカンの織りなす、不思議な世界をお楽しみ下さい。