2003年、日本制作。筧昌也監督。こんな缶詰、あったら良いなぁ。
大学四年生で劇団員の健太郎は、ある日、長い付き合いの彼女に勧められて
引っ越した先で、奇妙な隣人・富岡と出会う。外見は全く冴えない男なのに
彼の部屋からは次から次へと美女が出てくるのだ。不審に思った健太郎は
富岡の部屋を偵察する事に。そこで[美女缶]という缶詰を発見し…。
[世にも奇妙な物語](2005年、春の特別編)で放送していた話が面白く
元ネタとなっている本作品が気になったので、借りて見てみました。
結果、見事にオチまで忠実に同じでした…。落とし所が難しいというか、何通りも
想像できるので、そういう意味ではとても面白い作品だと思います。
めくるめく美女との素敵で少しエッチな恋人ライフを満喫！かと思いきや
美女缶から出てきた美女・ユキが、健太郎の不注意で、隠してあった学習用ビデオを
見つけてしまい、出て行った時の気まずさといったら、もう…。
そんな健太郎も実は…というオチなのですが(皮肉が効いています)
個人的な疑問としては↓
・品質保持期限が過ぎてる＆開封されなかった美女缶は一体どうなるのか。
・一缶いくらなのか、価格設定が気になります。
DVDに収録されていた超短編[ロスト:ライフ:タイム2]も秀逸でした。
死ぬまでのわずかな時間を残された主人公の由美子。自殺を図ったはずなのに
人生はロスタイムに突入。果たして残り44分で一体何が出来るのか？
いちいち主審や副審が付いて回るのが非常におかしい。シュールすぎます。
解説付きなので本当にサッカーの試合でも見ているかのようです。
しかし、本編60分、特典60分の計120分構成なのもいかがなものでしょうか…。