ミスト | 【邦画/洋画】世にも奇妙な深海部屋【ホラー多め】

【邦画/洋画】世にも奇妙な深海部屋【ホラー多め】

期間限定(予定)の映画の感想ブログです。毎月少しずつ、消化予定。ジャンルはホラー、サスペンスが多めです。

2007年、アメリカ製作。フランク・ダラボン監督。
霧の向こうから襲いくる【何か】によって、人々はスーパーマーケットに
篭城する羽目になってしまった。いったい何が、何の目的で襲ってきているのか…?

超がつくほど有名なホラー映画ですね。カテゴリはホラーにしましたが
wikipediaによるとSFホラー映画だそうです。パニックものかもしれません。
霧の向こうに潜んでいる何かよりも、よっぽど人間同士の方が恐ろしいです。
混乱の最中に、狂信者によって扇動される人々、迫害される(本来ならば)
正しいはずの主人公たち。極限状態に置かれた時、どんな行動が正しいと
言えるのか。自らの倫理観を求められます。
霧の中をまさしく五里霧中で突き進む主人公たち、軍人によって知らされる
驚愕の真実、周囲は敵だらけ、という過酷な状況におかれても、最後まで
希望を持ち続けたであろう主人公たち(特にデヴィッド)には敬服の一言に尽きます。
しかしこの作品、後味がとても悪いです。アメリカにおけるご都合主義とは、と
問答したくなるような結末です。せめて、親子だけは…と思わざるを得ません。

霧の向こうより人間が一番怖いよ度…★10
どうあがいても絶望度…★10