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基礎から学ぶあべまみ音楽教室

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短音階からはじめる音楽理論 ①

――「なぜ短調は、少し切なく聞こえるのか」

楽譜が読めない、あるいは
ドレミはわかるけれど、音楽が「どう作られているのか」はよくわからない。

そんな方は、決して少なくないと思います。

けれど、クラシック音楽が
どんな仕組みで、どんな考え方で書かれているのか
それを少し知るだけで、演奏への向き合い方は確実に変わります。

一昨年から昨年の年初にかけて、
このブログでは「楽譜の読み方」から始め、
長音階(長調) についてお話してきました。

そして今年は、
短音階(短調) から音楽理論を再開していきたいと思います。

 

短音階は「暗い音階」ではない

短調というと、
「暗い」「悲しい」「重い」
そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。

(そういうふうに教えている指導者の方も多くありません。)

確かに、短調の音楽には
切なさや陰影、内省的な響きが多く含まれます。

でもそれは、
短音階が感情を多く含める構造を持っている
というだけのこと。

決して「暗いから短調」なのではありません。

 

なぜ短調は、感情的に聞こえるのか

長音階と短音階の違いは、
単に「明るい・暗い」ではなく、
音と音の間隔(音程) にあります。

短音階には、
人の心を少し立ち止まらせるような、
独特の間隔が含まれています。

そのため、
・ためらい
・憧れ
・迷い
・深い喜び

そうした複雑な感情を表現するのに、
短調はとても向いているのです。

 

理論は、演奏を縛るものではない

音楽理論というと、
「難しい」「頭が痛くなる」
そんな印象があるかもしれません。

でも本来、理論は
演奏を縛るためのものではなく、助けるためのもの です。

「なぜここで、この音が来るのか」
「なぜ、この和音が響くと心が動くのか」

それが少しわかるだけで、
音は、ただ並べるものから
語るもの に変わっていきます。

 

次回から、少しずつ

次回からは、
・自然短音階
・和声的短音階
・旋律的短音階

といった短音階の種類について、
できるだけやさしく、順番に見ていきます。

楽譜が苦手な方も、
理論に自信がない方も、
「へえ、そうだったのか」と思ってもらえたら十分です。

今年は、短音階から。
ゆっくり、一緒に進んでいきましょう。