昨日、都立高校の校歌祭と同窓会が無事に終わりました。
本番前のリハーサルで、音のバランスや細かな表現について多くの修正が入りました。「これは本番でなんとかしなくちゃ!」と、一気に緊張感が高まるのを感じました。
久しぶりのスタインウェイとの再会
今回の会場杉並公会堂のピアノは、なんとスタインウェイ!大ホールでスタインウェイをタダで弾けるなんてこんなチャンス2度とないです。
正直、しばらくスタインウェイに触っていなかったので、少し身構えてしまいました。このピアノは、一般的なピアノとは弾き方が違います。とにかく「叩いてはダメ、優しく触るように弾くこと、フォルテは力任せではなく、腕の力で弾く」が重要。昔、音楽の道で培ったスタインウェイの弾き方を懸命に思い出しながら、鍵盤に向かいました。
指先に神経を尖らせて
何十年も前に弾いた時の印象と違い、今回のスタインウェイはとても弾きやすかったのですが、やはり「叩くと響かない」という特性は同じでした。
自分の師匠は、演奏の音色には非常に厳しい人でした。普段弾き慣れないピアノでのぶっつけ本番は正直、本当に厳しかったです。でも、「最高の音色を」という師匠の教えを胸に、とにかく指先の神経を極限まで尖らせて演奏に集中しました。
コーラスの響きを支えるために
演奏中は、コーラス隊の歌声に耳を澄ませていました。
「この美しい声の響きが、ホール全体に届くように」——ただそれだけを考えて、ピアノの音色を調整しながら弾きました。
それが功を奏したのか、演奏が終わった瞬間にいただいたのは、会場全体からの温かい拍手。他の学校の演奏に対する拍手に比べても、ひと際大きく、長く感じられたのです。この暖かい拍手を聞いた時、本当に嬉しくて、胸がいっぱいになりました。
舞台からはけた後、皆さんが「楽しかった!」と笑顔で声をかけてくれたのが、何よりも嬉しかったです。頑張ってよかったと心から思える一日でした。