いつものカフェに、Kさんが来ていました。団君、テンさん、電さんもきました、
今月は、店長の誕生日があり、他にも誕生日の人が沢山います。
ケーキとか、シャンパンとかでお祝いしたいけど、
毎週は、時間的にも厳しいし、何処かで盛り上がり過ぎると、次でだれてしまうかもしれないので
パーティーは一度にまとめて行うことにしました。
みんな入りきるか、貸切とか、予約とかした方がいいかも。

その日にもしも団体さんの予約が入ってしまったら、
せっかく集まっても、お店に入れない一つがいるかもしれないのです。

席だけ予約できるかな。
どうせなら、お店でお金を使って、利益になるようにしたいな。

Kさんは、スタッフさんに聞きました。

店長って忙しい?

今オーダーが入って、厨房にいます。
呼びましょうか?

いや、後でいい。

Kさんはメモ書きをしながら、プランを練り始めました。
何か華やかにしたいな、シャンパンタワーとか。
ドンペリ買って、皆で割り勘しようか。

色々練った結果、

シャンパンタワーは、安いスパークリングワインで実施。
お店で仕入れてもらう。
会費制にして、つまみを出してもらう。
チーズの盛合せと、生ハムか、ローストビーフ、付け合せにちょっと野菜。
予算、一人3000円位。
人数が確定しないので
来ると決まったメンバーで、一人いくら、と決めて、多くの人が来たら、来た人数で分ける。
時間もはっきりさせたいので、
イベント開催ポスターを作る。

そんなことをKさんは決めたようです。

後から店長が手が空いて
客席近くに来たときに、Kさんは決めた内容の書かれたメモを渡しました。

そうして、Kさんが帰った後に、
店長が悩んでいる様子で言いました。

チーズの盛合せも、ハムやローストビーフも、結構単価が高いので、
来た人が満足する量を出すとすると、
かなりの金額になる。
Kさんがせっかく企画してくれたので、
Kさんの顔を立てたいけど
皆が満足する量のものを出そうとすると
シェフが、間違いなく文句を言う、と言うのです。

別に、Kさんは、予算以上のサービスを求めているわけではなく、
しかも、店長の誕生日だから、企画を練っているのです。

なのに、シェフのイメージでは、無理な要望を出す客で、
店長が、そこを頼むと言っても、嫌々やって、後で必ず店長に文句を言う、
というのです。

何だかそれを聞いて悲しくなりました。

店長は、常連さんだから、気持ちを汲んであげたいと思っても、
閉鎖的なシェフにとってはただの客だから、と。

シェフは、ずっと厨房にこもっていて、仕事を終えると、話しかけられたくない感じで足早に立ち去ります。
お疲れ様も言う余地がないときもあります。
あまりに、話しかける機会がないので、あっちゃんが呼び止めて話をすると、
後日、あっちゃんがいると帰りたくても帰れない、と、
あっちゃんが帰るのを確認してから帰るようになりました。
まるであっちゃんを悪者扱いです。

そんな気持ちと同じような気持ちを感じます。
Kさんは、ただお店にも皆にも喜んで貰いたくて、計画しただけで、
予算以上のものを出してくれとも、言ってないのに、
顔を立てたい、と言う、
理由から、
結局、

無理な要望を言う客扱いです。

訳がわかりません。

本当に悲しくなります。

Kさんの提示した具体的な金額を見たわけではないのですが、

他の料理をだせば、皆満足する量をだせる金額。
希望のものをお腹いっぱいな量にすると予算オーバー。
しかも、お腹いっぱいにチーズは、食べられない。

Kさんのイメージしている状態が本当はどうなのか、
確認して、
こうした方がいいかも、って提案すればいいだけのこと、だと思うのですが、

企画した顔を立てたい、って。

でも、いくら顔を立てるために、何も言わなくても、
そもそも、店長やお店に無理をさせるのはKさんが望むところではないと思うし、
スタッフさんに、
わがままをゴリ押しした客、と思われ、恨まれる方が、名誉を傷つけると思うのです。

店長は、間にはさまれて、どちらも立てたいと思って、迷っているようですが、

この一件で、シェフの心の狭さを感じました。
クリームさんが店長に注意されて
泣いた後日、

クリームさんがやってきました。
後輩の女性とその彼氏も一緒です。

先日はすみませんでした。
これ、お詫びです。

なにやら店長にさしだしました。

店長は、無言です。


店長が黙っている間に、

なぜか電さんが

あ、いや何でもないですよ。
大丈夫です。

突然間に入ってきました。

クリームさんが、電さんにも謝っています。

全然たいしたことじゃないですよ~。

電さんが色々言うのを見て、店長は眉をひそめました。

何この人。

クリームさんは酔っていました。
そして、どこかで買ってきたおつまみせんべいを持ってきました。

店長としては、
謝るなら、酔ってないときに来るべきだと思っているし、
後輩を連れてくるのも、ちょっと卑怯な感じがするので、

むしろ出直してもらいたかったのです。

適当さがにじみ出ているおつまみせんべいもいらなかったのです。

そんなことより、
謝るならそれなりの態度があるでしょう、と思っていたのです。

なのに、何故か間に入ってきた電さん。
ちょっとややこしくしている感じです。

電さん、余計なことしないでくれる?

店長が言いました。

自分は中間の立場として…。

そういう電さんに、店長がきっぱり言いました。

関係ないでしょ。

落ち込む電さん。

何故か、助けを求めるようにこちらをみました。

HTちゃんが
この店を紹介して
クリームさんが来るようになって…。

それなのに、

お互いの言い分はあるかもしれないけど…。

この間、店長がクリームさんを注意して泣いたとき、

ゆさんと、YYちゃんメッセージを送ったんです…。

自分は…

もう来ないほうがいいのかな…。


うなだれる電さん。


何だか言っていることがわけわかりません。


電さんが来なくなっても、クリームさんには関係ないでしょ、
と、言いたいところをぐっと我慢して、

何でそう思うんですか?

と聞きました。

しかし、ぐずぐず言う言葉がさっぱりわかりません。

電さん、非常に病んでいる気がします。

ぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃ、何か言い続けました。

多分、
HTちゃんが、お店を教えて来た人で、
最初は、HTちゃんも、自分が営業して来て、お客さんが来るようになったみたいで喜んでいたから、

その結果を成功させたいと、思ったからなのでしょう。

でも、色々な人に、不快な思いをさせる人の、機嫌をとって、通ってもらうことが、果たしていいことなのか。

しばらくして、クリームさんが席を立って、洗面所に行きました。
その間に、クリームさんの後輩達がお会計をしました。
会計をしながら、店長はクリームさんの後輩達と、挨拶程度の会話をしました。

そのとき戻ってきたクリームさん。

後輩達に言いました。

どうだった、どうだった?
機嫌直った?


あきらかに店長の事を言っているような内容を、
店長の目の前で言うクリームさん。

謝りに来た態度とは思えません。


聞いた店長が不快に感じるということを
考えつきもしないクリームさん。

困ったものです。


しかも、クリームさんがきっかけで、
電さんが
ぐにゃぐにゃです。




いつものカフェに、ゆさん、YYちゃん、電さん、クリームさんが来ていました。

クリームさんの席は、離れていたので、あまり様子はわからなかったのですが、

店長は、苛ついていました。

シェフは、クリームさんが初対面で、いきなりあだ名を勝手につけて、呼んだことに、
かなり腹を立てていて、

出入り禁止にしろ、と店長に言ったほどでした。
HTちゃんは、クリームさんが来るようになったきっかけを作ってしまったので
かなり気にしているようです。


いきなりあだ名で呼ぶのはマナー違反ですが、
そんなに怒る程なのか、
当事者になってみないとわかりません。

でも他人との距離感を間違っているようです。

私が帰った後、クリームさんは店長に文句を言い、
周囲の他のお客さんをつかってオーダーさせたりしたので
店長は、とうとうクリームさんに説教をしたそうです。

見ていたYYちゃんによると、
一瞬いらっとした表情をしたけど、すぐに冷静になって諭すように言ったしうです。

泣き出したクリームさん。
職場でも同じようなことで注意されるそうです。

最後には謝って、

また来るけどね、

と捨て台詞をしてクリームさんは帰って行ったそうです。