いつものカフェが最近おかしい。

態度が険悪だ。

どういう理由でそのような態度をとるのか、ちゃんと話しがしたかった。

人と人として。

そうでなく、ただのお店と客であるのなら、ちゃんと、 それなりの接客をしてもらいたかった。


話す為に、店長がフロアにでる機会が多い曜日は、仕事をなるべく切り上げて、お店が比較的混んでいない話が出来る時間帯にいきました。


しかし、フロアにいた店長は、他のお客さんとずっしり話しをして、その人が帰るとあからさまな態度で厨房にひっこんだりします。

でも、状況を理解するにも、話しができないとなんにもなりません。

頑張って早くいくと、なぜか、曜日のシフトではないYちゃん。

Yちゃんも、注文だけ聴いたらあとは知らん顔。他のお客さんがくるて、もうすぐ自分の店をオープンするから来て下さい、と語り出す。

相変わらずです。

料理の注文が一段落すると、厨房から出てきた店長は、

私以外のお客さんの名前を呼びながら挨拶をしました。

つまり、わたしだけ無視です。

あからさまに感じ悪いです。

人と人としても。

接客としても。

ダメだと思いました。

そんな日が何日も続き、何故かずっとフロアはYちゃんで、誰ともしゃべらない日が続き、

もう、料理も、野菜そのものの味もとても濃すぎて喉を通らなくなってしまいました。

もうお店の周年祭直前です。

でも、まったく楽しそうでなく、それどころか、毎日毎日険悪な態度を取り続けているのです。

是正ができるならしたいと思い、
こちらは時間をつくって、足を運んでも、毎日、暗い気分で帰るのです。


もう、無理、と思いました。

周年祭を最後にしよう、とおもいました。

気に入らなければ無理にいかなければいい、そうもっと早く判断する人の方が多い、と思います。

でも、連続800日以上通ったお店です。

お店のメニューも製作したり、ディスプレイの飾りもつくったりしたし、
スタッフさんとも常連さんとも親しくなったし、
そういう縁を大事にしたかったのです。

だから何か険悪な態度だけど、単純に悪く考えずに、何かあってその態度ならちゃんと話しがしたかったのです。

でも毎日毎日足を運んでも、話しすらできません。
話す気がないのです。

すでに対等な態度ではないです。

足を運んで、
時間つかって、
いいたくはないけど、お金も使って、

こちらから働きかけているのを、
全て無視しつづけているのです。

まともな接客すらしていないのです。

もう無理。

人としても。
店の接客としても。

体力も気力も続きません。

周年祭を最後に、もう行くのをやめることにしました。
いつものカフェで、何だか、食べ物の味がやたら濃く感じて、なかなか食べられなかった日。
ブロンディちゃんが来ました。そして電さんが来ました。
あっちゃんは、まだ、
私、頑張ったよね、って言っていました。

少し前に、あちこち美味しそうで変わった各国料理を食べる女子会を開催して、また行こうよ、という話があったので、
ブロンディちゃんと、あっちゃんがそろったので、女子会の話、日にちはいつがいい?と聞きました。

あっちゃんが、言いました。

ああ、この間の…。

そう言ってニヤリと笑いました。

この言葉、もっとちゃんと、確認しておけばよかったです。
一体どういう意味で言っていたのか。
とてつもなく、大きい意味をもっていたのです。

しかし、その場で深く追求することなく、あっちゃんとブロンディちゃんの都合のよい日、都合の悪い日を聞いただけでした。

どこかに出かけていた電さんが戻ってきました。
コンビニの袋を持っています。
中から、コンビニデザートが出てきました。
0時近く、日付が、変わったら、ブロンディちゃんの誕生日の日でした。

うわ、持ち込み。

店長が、あれ程憎々しげに言っていた持ち込みです。
でも電さんは何も聞かされていないようです。

人数分、店長の分も含めてくばって満足げな電さん。
スパークリングワインを乾杯ようにボトルで注文しました。
無表情で、グラスを出し、スパークリングワインを注ごうとする店長に、
電さんが言いました。

ミントさんに、ジンジャーエールを。

普段だと、誰かの乾杯のとき、お酒を飲めない私に、店長はジンジャーエールを出してくれていたのですが、
その様子がなかったからか、
電さんが気を利かせてくれたようです。

仏頂面の店長。

ジンジャーエールのボトルとフルートグラスを私のまえまで持ってきて、

電さんから

ドン!

と置きました。

感じ悪い!

ぞーっとしました。

持ち込みに腹をたてている?
にしても、とてもでないけど、バースデーを祝う気分になれないような態度です。

一応、電さんに御礼を言って乾杯。

でも、ひとくちのんだだけで胃が痛くなってしまいました。

みんなデザートを食べ始めました。

電さん意外は、今後は、持ち込み禁止って聞いていたメンバーです。
そんなことを聞いた後、食べるのは抵抗があります。

というか、先ほど、ジンジャーエールをドン!と置かれて、もう胃が痛くなってしまって、喉を通りません。

でも手を付けないのもわるいし…。

しばらく迷った挙げ句、みんなが食べ終わる位に、そっと鞄にしまいました。
すまん、電さん。

そして、もう帰る、と会計を済ませました。

もう、よくわからなくなりました。

誰かの誕生日ですら、険悪な態度を取り続けるのって、なんなのでしょう。
いつものカフェに行こうか迷っていたのですが、
J君がどうなったか気になって、行くことにしました。

行ってみたら店長が接客をしていました。あっちゃんがいて、後、見たことないけど、何だか横柄な感じの二人組の男性がいて、やたらとあっちゃんにお酒を勧めていて、あっちゃんもオジサンの相手をしてあげているという感じでした。

ご両親と住んでいるの?

と、男性があっちゃんに聞いたとき、
あっちゃんが、

ご両親とは一緒に…と、答えたら、
自分の親なのに、「ご両親」というのはおかしい、と指摘しました。
それは間違いではないですが、
延々と、あっちゃんの言い間違いについて、ネチネチと言い続けるのです。

あっちゃんの出身校や、住んでいる地域を聞いたら、なにやらメモしているし、
ちょっと関わるのが面倒そうな人達の話相手になって、あっちゃんは、かなり酔っ払っていました。

一方、店長は、あっちゃんに任せて、他の仕事をしていました。

何だか、それはそれでどうなのでしょう。あっちゃんも楽しむ為に来ているのです。

そんな光景をみていたのですが、何故か、食事の味がやけに濃く感じました。なかなか喉を通らず水をおかわりしました。

店長が言いました。

ミントちゃん、マズイ?

あ、いえ、何だか味が濃くて…

あ、それはどうもスミマセン

でも、風邪をひいているからかも…

言いかけましたが、店長はとっとと背を向けて去ってしまいました。

感じが悪い…

ますます食欲がなくなりました。

横柄な男性達が帰った後、あっちゃんが店長に何度も言いました。

店長、わたし頑張ったよね。頑張ったよね。
オジサンの相手は任せといて。
頑張ったよね。

そういうあっちゃんに、店長は、ビールをごちそうしていました。