木曜日、ふいに父親からメールが来ました
「お婆ちゃんがそろそろ危ないわ。もって2,3日やな。」
とりあえず金・土とスケジュールが空いてたので、
金曜の昼に新幹線に乗り、急遽帰省しました
夕方に地元に着き、そのままばあちゃんの入院する病院へ行きました
ばあちゃんに会ったら、とにかく笑顔で他愛ないこと色々言おうと考えながら、
ばあちゃんの病室に
そこにいたのは、想定外の姿のお婆ちゃんだった…
もう骨と皮だけになって、オレの知ってるばあちゃんの面影はもうそこにはありませんでした
顔に管をつけられながら苦しそうに息をしていて、話しかけても無反応
かろうじて目を開けて、なんとなくこっちを見てくれているのかな?って感じ
言おうと考えていたことは何も言葉にできず、
せめて笑顔でいようと思っていたのに、気付けば切ない顔になってしまう
とりあえず、まだあたたかい手を握って、「会いにきたよ」とだけ報告
「もって2,3日」という言葉の意味を、ようやく理解しました…
ひとまずその日はそのまま実家に帰り、親子三人でしばし団欒
翌朝
そろそろ起きようかというタイミングで病院から電話があり、すぐさま病院へ
病院に着くと、お婆ちゃんは穏やかな顔でかたまっていました…
オレの顔見て、安心して逝ってくれたのかな?と思うほどのタイミングでした
手を握ると、昨日までの体温はもうすっかりなくなっていて、だんだんとかたまってきてた
でも昨日より穏やかな表情で、少しオレの知ってるばあちゃんの顔になっていました
享年90歳 老衰
大往生だったと思います
結局、通夜や告別式などには一切列席せず、関東に戻ってきたわけですが、
死に目に会えて本当に良かったと思います。
ばあちゃん、お疲れさま。
いままでありがとう。
あっちでもじいちゃんとケンカしながら、仲良くやってください。