リビングから聞こえて来る
3人の楽しそうな声が
羨ましくて堪らないけど、

寝室から顔を出したら、

絶対に二宮から、

『翔さん、
一人で寝てるのが寂しくて堪らなくて、
出て来たんでしょ?
翔さんて、ホント 大人なのは外見だけで、
中身は子供ですね。』と バカにされるに
決まってるし、

たとえ俺が、
『イヤ、俺は 
トイレに行こうと思っただけだし!』
反論しても、 

『ハイ、ハイ、
一応 そういう事にしておきましょうね。』
言われるに決まってるから、
絶対に顔を覗かせる事は出来ない。

そんな勝手な思い込みで凹んでいる俺に
朝飯(おかゆ)を運んで来てくれたのは 
分厚いマスクをした相葉で、

社長さん、おはよう‼️
ね、ビックリしたでしょ?
俺が おかゆを 運んで来て。
(イヤ、イヤ、さっきから大きな声が聞こえてたから
来ている事は 知ってたし、、、
ビックリしたのは 寧ろ その分厚いマスクの方だから)

心の中で ツッコむけど、
キラキラした目で 俺を見つめる相葉に、
心の中で思った事を
そのまま口にするのは憚られ、

うん まあ、、、、ビックリした、
曖昧に答えたら、

相葉は、弾んだ声で、

ふふふっ、でしょ?
今日は 俺が 潤ちゃんの代わりに
社長さんのお世話するから、
よろしく お願いしますね。

いや いや、
こちらこそ、どうぞ よろしくお願いします。
でも どうして?

えっ、何が?

俺が風邪引いた事、なんで知ってるの?

あ〜、それ?
昨日の夜、たまたま潤ちゃんに電話したら、
社長さんが風邪 引いた、っていうから、、、、

で、俺 今日お店 休みだから、
助っ人に来た、って訳。

そっか、、、ごめんね、
わざわざ来てもらって。

ううん、これも潤ちゃんの為だし、全然。

・・・(◞‸◟)

やっぱ 潤の為かぁ、

こうして 助っ人に来てくれたのは
ありがたいけど、
それも潤の為か、と思うと少しショック、、、

そんな俺を見て 誤解したようで、

あ、ごめん、、、
社長さん 風邪で つらいのに長話しちゃって、、、。
さ おかゆ 温かいうちに食べて。

ありがと、
じゃ いただきます、

はい、どうぞ召し上がれ♪
食べ終わったら 下げに来るから 
教えてね(^_−)♡

うん、分かった。

相葉が出て行ったあと、
俺は小さくため息、、、

ハァ😮‍💨

勿論 相葉に文句がある訳じゃないし、
おかゆ自体にも罪はない、

喉が痛い俺にとっては、
これが最適な食べ物だとは思うけど、

こういう時に限って、
頭に浮かぶのは、喉の痛みが更に増しそうな、
カレー、麻婆豆腐、担々麺、辛子明太子、、、などの
刺激的な食べ物や、
唐揚げ、豚カツ、天ぷら、、、などの
脂っこい食べ物ばかり。

俺、いつになったら、
普通の食事が出来るようになるのだろう?

このまま ずっと熱が下がらなくて、
喉が痛いままで おかゆが続いたら、
俺 激痩せしちゃいそう、、、、

そしたら 体力も無くなって、
潤と あんな事❤️💜や、こんな事💜❤️
出来ない、、、ガーン

(イヤ、イヤ、
そんな悲観的になってどうする?俺、
〝病は気から〟っていうし、
風邪になんか 負けてたまるか‼️)

そう 自分に言い聞かせ、
喉の痛みに耐えつつ、おかゆを完食した俺。