今日が千載一遇のチャンスだと
思っていたのに、

かず君も一緒という事で、
どうしても 
かず君の事が気になってしまう。


そんな僕とは正反対で、
翔さんは、
かず君の事は全く気にならないみたいで、

「潤、どうした?
今日は やけに大人しいけど。
ニノの事は気にしないで、
いつもみたいに甘えていいんだよ。」


翔さんの話を聞いて、
下を向いて肩を震わせるかず君、
必死に笑いを堪えてるみたい、、、。

「、、(//∇//)! かず君 違うからね、
僕 翔さんに そんなに甘えてないから。」

「はい、はい、わかりましたよ。」

かず君、
僕の言葉を 全く信じてない様子、、、ガーン


そりゃあ ごくごく たまに、
法律用語について自分で調べずに、
『しょおさん 教えて♡』って
言っちゃう事や、

第二外国語であるスペイン語の文章が
上手く訳せなくて、
『しょおさん、これ どう訳したらいいのか
分からないよぉ。』って言って
甘えちゃう事は あるけど、

決して
いつも甘えてる訳じゃないのに、
翔さんがおかしな事を言うから、
かず君に誤解されちゃった。

もう恥ずかし過ぎる、、、。


そんな僕に更に追い討ちを掛けるように、

「それは そうと潤君、」

「ん、何?」

「まあ君から聞きましたよ、
ワタシの事は 気にしなくていいから
頑張って下さいな✌️」

そう言って、
意味深な笑顔を浮かべるかず君。
きっとまあ君からキスの話しを聞いたんだ、、、。

「えっ、何?
潤 何を頑張るの?俺 聞いてないけど。」

「///、、、えっと、あの、、💦

「勿論 前期試験の事ですよ、ね 潤君。」

「うん、、、」

「なあんだ、そんな事?
俺が 教えてるんだから、
潤の前期の試験 バッチリに決まってるだろ。」

「・・・ガーン


なんとか キスの事は、 
翔さんにバレずに済んだけど、

その代わり、
前期の試験に対するプレッシャーが、、、、

翔さんを失望させない為にも、
絶対に良い成績取らないと いけないガーン


これは、
悠長に キスの機会を狙ってる場合じゃない💧


しっかり準備して来たキスが
実行出来ないショックと、

試験へのプレッシャーで 変な汗が出て来た、


大丈夫かな?、、、試験。