かず君に注意されて
それから暫くの間は、僕とかず君の昔話を
大人しく聞いていた櫻井さんだったけど、
「潤君 覚えてます?夏のお泊まり会の事。」
「うん!勿論 覚えてるよ。
確か 夜 花火をしている途中で、
雨が降り出して来て 少ししか出来ずに
終わっちゃったんだよね。」
「うん、で 雷も鳴ったりして、
そしたら潤君『怖い』って言って
ワタシに抱きついて来て、、、」
「マジっ?![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
俺なんか まだ潤の手さえ握った事ないのに、、ショック😨」
「え〜?そうだっけ?
『怖い』って言って抱きついて来たの
かず君の方じゃなかった?」
「二宮〜、俺の潤になんて事するんだよ〜💢
お前 絶対に許さないからなっ‼️」
「翔さん、さっきから煩い‼️
隣りでブツブツ言うの辞めて下さいよ、
話しに集中出来ないでしょ⁉️」
また かず君に怒られちゃった櫻井さん。
「えっ?聞こえてた?
俺、ニノがそんなに地獄耳だったって
知らなかった、、、怖すぎる〜😱」
「(¬_¬)、、、もう!翔さんウザいから
先に帰って下さいよ!」
「ヤダよ、俺が飲み物 奢るんだから、
俺には ここにいる権利があるだろ❗️」
「あ〜、ヤダ ヤダ、法学部だからって、
そういうふうに〝権利〟とか言い出すの
しらける〜。」
「ふふっ。」
2人の言い合いが まるで漫才みたいで
面白いし聞いてて楽しい、、、、けど
これだけ遠慮なく言い合える
2人の関係が ちょっと羨ましくもある。
結局 ファミレスにいた2時間近く
ずっとこんな感じで、
僕がバレンタインの時に、
〝クラスの女子全員からチョコを貰った〟と
いうのを聞いて、
『マジかっ
でも 流石 俺の潤❣️』と言って、
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
かず君に『ハァ〜😮💨』っと、
ため息 吐かれたり、
「潤君 連絡先 交換しようよ。」と
かず君が言ったら、
櫻井さんが すかさず、
「俺 潤の連絡先 知ってるから
潤に何か伝えたい事があれば、
俺が伝言役を務めるから。」って言って、
かず君に『うざっ💢』っと 怒られたり。
それでも へこたれずに、
僕たちの会話の中に入って来ていた櫻井さん。
僕としては それが楽しくて、
全然 嫌な気持ちじゃ無かったのだけど、、、
その日の夜、
櫻井さんから電話が掛かって来て、
「今日は ごめんね。
潤とニノの会話の邪魔をして。
俺、大人げ無かったよね、、、。」
「ううん、そんな事ない、
僕は櫻井さんも一緒で楽しかったょ」
「ホントに?幻滅してない?」
「ううん、全然。」
「良かった〜、ありがとう❣️
大好きだよ♡ 潤、、、ちゅっ♡ 」
「(@_@)!」
今 櫻井さん 僕に〝ちゅっ〟ってしたような
気がしたけど、、、
ただのノイズが
そんなふうに聞こえてしまったのかな?
それとも、
本当に〝ちゅっ〟ってしたのかな?
あ〜ん、どっちか分からないよぉ、、、
・°°・(>_<)・°°・
電話越しでも、
『キスしていい?』とか『キスしたい』って
言ってくれたら良かったのに、、、。
そしたら僕、
『うん、いいよ♡』って言って、
櫻井さんに〝ちゅっ♡〟ってして貰って、
次に、
『じゃ、今度は僕から お返しのキス』って
言って〝ちゅっ♡〟って したのになぁ、、、💧