かず君に注意されて
それから暫くの間は、僕とかず君の昔話を
大人しく聞いていた櫻井さんだったけど、


「潤君 覚えてます?夏のお泊まり会の事。」

「うん!勿論 覚えてるよ。
確か 夜 花火をしている途中で、
雨が降り出して来て 少ししか出来ずに
終わっちゃったんだよね。」

「うん、で 雷も鳴ったりして、
そしたら潤君怖いって言って
ワタシに抱きついて来て、、、」
「マジっ?ガーン
俺なんか まだ潤の手さえ握った事ないのに、、ショック😨」

「え〜?そうだっけ?
怖いって言って抱きついて来たの
かず君の方じゃなかった?」
「二宮〜、俺の潤になんて事するんだよ〜💢
お前 絶対に許さないからなっ‼️」

「翔さん、さっきから煩い‼️
隣りでブツブツ言うの辞めて下さいよ、
話しに集中出来ないでしょ⁉️」

また かず君に怒られちゃった櫻井さん。

「えっ?聞こえてた?
俺、ニノがそんなに地獄耳だったって
知らなかった、、、怖すぎる〜😱」

「(¬_¬)、、、もう!翔さんウザいから
先に帰って下さいよ!」

「ヤダよ、俺が飲み物 奢るんだから、
俺には ここにいる権利があるだろ❗️」

「あ〜、ヤダ ヤダ、法学部だからって、
そういうふうに〝権利〟とか言い出すの
しらける〜。」

「ふふっ。」

2人の言い合いが まるで漫才みたいで 
面白いし聞いてて楽しい、、、、けど 
これだけ遠慮なく言い合える
2人の関係が ちょっと羨ましくもある。


結局 ファミレスにいた2時間近く
ずっとこんな感じで、

僕がバレンタインの時に、
〝クラスの女子全員からチョコを貰った〟と
いうのを聞いて、
『マジかっガーン でも 流石 俺の潤❣️』と言って、
かず君に『ハァ〜😮‍💨』っと、
ため息 吐かれたり、


「潤君 連絡先 交換しようよ。」と 
かず君が言ったら、

櫻井さんが すかさず、
「俺 潤の連絡先 知ってるから
潤に何か伝えたい事があれば、
俺が伝言役を務めるから。」って言って、

かず君に『うざっ💢』っと 怒られたり。

それでも へこたれずに、
僕たちの会話の中に入って来ていた櫻井さん。

僕としては それが楽しくて、
全然 嫌な気持ちじゃ無かったのだけど、、、


その日の夜、
櫻井さんから電話が掛かって来て、


「今日は ごめんね。
潤とニノの会話の邪魔をして。
俺、大人げ無かったよね、、、。」

「ううん、そんな事ない、
僕は櫻井さんも一緒で楽しかったょ」

「ホントに?幻滅してない?」

「ううん、全然。」

「良かった〜、ありがとう❣️
大好きだよ♡ 潤、、、ちゅっ♡ 

「(@_@)!」


今 櫻井さん 僕に〝ちゅっ〟ってしたような
気がしたけど、、、

ただのノイズが
そんなふうに聞こえてしまったのかな?

それとも、
本当に〝ちゅっ〟ってしたのかな?

あ〜ん、どっちか分からないよぉ、、、
   ・°°・(>_<)・°°・


電話越しでも、
キスしていい?とかキスしたいって
言ってくれたら良かったのに、、、。

そしたら僕、
うん、いいよ♡って言って、
櫻井さんに〝ちゅっ♡〟ってして貰って、

次に、
じゃ、今度は僕から お返しのキスって
言って〝ちゅっ♡〟って したのになぁ、、、💧