12年ぶりに かず君と再会して、
「ね、潤君は 今日の講義 何限まで?」
「僕は 4限までだけど、、、」
「ワタシも一緒です、
じゃ そのあと会いましょ。」と言われ
4限目が終わったら
正門前で会おうと約束をして別れた僕たち。
そうして約束通り、
講義が終わってから 正門前に行くと、
もう かず君は来ていて、
「ごめん、待たせちゃった?」
「ううん ワタシも今 来たばかりですから。」
そんな言葉を交わしていたら、
「悪い、悪い、遅くなって💦
良かったぁ、間に合って。」と櫻井さん登場。
「えっ⁉️ どうして翔さんも来る訳?」
「そんなの当たり前だろ?
俺と潤は付き合ってるんだから。」
「それは関係ないでしょ?
ワタシは 潤君と2人だけで、
幼稚園の頃の懐かしい話しをするんですから
邪魔しないで下さい。」
「別に邪魔なんか しないし、
ただ 潤の小さい頃の事 俺も聞きたいだけだし、
一緒にいても いいだろ?」
「ダメ〜‼️
ずっと会いたいと思っていた潤君に
12年ぶりに会えたんですからね。
ワタシは 潤君と水入らずで話したいの!
翔さんは目障りです!」
「え〜〜⁉️ ニノのケチッ❗️」
「はい、ワタシは 元々ケチですからね、」
「ね、潤 一緒にいても いいだろ?」
「ダメですよね〜? 潤君。」
「えっ、、と 」
2人の板挟みになって、
どう答えていいか分からず、
言葉に詰まっていたら、
かず君が折れてくれて、
「仕方ないですね、
その代わり 翔さん 奢って下さいね。」
「分かった、奢ってやるから
ファミレス行こ。」と、
3人で大学から一番近いファミレスに
行く事になり、
ホッとしたのも束の間、
今度は、
「翔さん、潤君の隣り座っていいですよ。」
「ヤダ!隣りじゃ潤の横顔しか見えないから、
俺 潤の正面に座りたい!
ニノの方こそ 潤の隣りに座れば?」
「それじゃあ おしゃべりし辛いでしょ!」
と揉めて、、、
結局、
今度は 櫻井さんが折れて、
僕の真正面にかず君、
その隣り(僕の斜め前)に櫻井さんが座って、
漸く 一件落着。
「ねぇねぇ、潤君 覚えています?
あの頃 潤君〝ず〟が上手く言えなくて
ワタシの事『かじゅくん』て呼んでた事。」
「え〜、そうだった?///」
「そう、それで
潤君の『かじゅくん、あしょぼ』が
凄く可愛いくて、、、」
「潤は今でも現在進行形で可愛いですぅ。」
「翔さん うざっ
茶々入れないで下さい!
大人しくしてる、って約束したでしょ⁉️」
「はい,はい (-。-; 」
不満そうに唇を尖らせる櫻井さん、
その顔が いつもの櫻井さんの顔と違って、
子供っぽい、、、っていうか、
いたずらっ子みたいで可愛いらしくて、
僕としては、良い物が見られて得した気分で、
櫻井さんと一緒に来られて良かった、と
思っていたら、
その後、かず君から、
櫻井さんを苦しめる(?)
爆弾発言が出て来て、、、。