この3人、
悪い人たちでは無いとは思うけど、

でも〝弁研〟に入って、
この人たちと上手く付き合っていけるかどうか
はっきり言って自信がない。

やっぱり ここは
何か適当な言い訳をして帰ろう、

そう思っていたのに、


「ね、リーダー 歓迎会しなくちゃ。」

「うん、そうだな。」

「賛成!」

「えっ💦 歓迎会なんて そんな、、、」

「え〜 潤ちゃん遠慮なんてしないでよ。」

「そうだよ、俺と潤の間で
遠慮なんていう言葉 必要ないからキラキラ


相葉さんは兎も角、

櫻井さんに
『俺と潤の間で』なんていう言葉を
使われるのは ちょっと、、、
櫻井さんと、 
そんなに親しい関係になった覚えはないし、

でも、
結局 3対1では勝ち目はなく、

「じゃ 相葉ちゃん、
早速 準備に取り掛かろうぜ。」

「うん♪」

「よろしく〜♪」

2人がソファーから立ち上がって、
パーテーションの向こう側へ行ってしまい、
ソファーに残された僕と櫻井さん。

ちょっと気まずい、と思っている僕とは反対に、

「やっと 2人きりになれたねキラキラ

「、、、ええ まあ。」

「フハッ、2人きりで緊張してる?
大丈夫だよ、 強引に迫ったりしないから。」

「えっ?ガーン

「冗談だってば〜♪
本気にするなんて可愛いな、潤は。」

「・・・もやもや

「ほら そんな顔しないで、
ところでさぁ 教えて欲しいんだけど、、、」

「何を、、、ですか?」

「チッ、チッ、チッ、チッ、
それはダメだよ、潤。」

「えっ?何がダメなんですか?」」

「ほら それ、
敬語は他人行儀だから辞めてよ。」

「えっ、でも、、、」

「『えっ、でも、、、』じゃなくて、
これは 〝弁研〟の決まりだから、
潤にも了解して貰わないと、」


僕 まだ『弁研に入る』とは
ひと言も言ってないのに、、、、

でも 歓迎会まで してくれるというのに、
今更 『入りません!』とは言いづらいし、

櫻井さんがさっき言ってたように、
これは 運命なのかな?


〝弁当研究会〟って、
どんな活動をしているのか
ちょっとだけ興味はあるし、
弁研が 堅苦しいサークルじゃないのは明らかで
それは良かった とは思うけど。。。