次の日 目覚めると、
僕は 翔さんに抱きしめられた状態で寝ていて
それが
『潤の事は俺が守る!』という
翔さんの熱い気持ちのように思えて、
胸がジンとする。
「しょおさん ありがと、大好きだよ♡」
「うん、俺も♡」
「あっ
ごめん 💦 起こしちゃった?」
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
「ううん、少し前に目は覚めてたよ。
でも 潤が目覚めた時に
俺がいなかったら寂しいだろうな、って思って
こうしていたんだよ。」
「ふふっ、そうなの? 」
「うん、だから『ありがとう』のキス 頂戴♡」
そう言って唇を突き出す翔さん。
そんな 翔さんの可愛いおねだりに、
そのぷっくりとした柔らかな唇に、
僕の唇を重ねようとした時、
「ん、ゔん
」
![気づき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/675.png)
わざとらしい咳払いが、
翔さんの後ろから聞こえて来て、
「(@_@)!」「わっ、ビビったぁ(゚д゚lll)」
翔さんの後ろで まあ君が寝ていたなんて、
全く知らなかった、、、
それは翔さんも一緒だったようで、
「何で雅紀がいるんだよ‼️」
「イヤ イヤ、だって昨日の夜、
潤ちゃんが寝ちゃったから 帰ろうとしたら、
『寂しい、もうちょっと付き合って』って言って
引き留めたのは 翔ちゃんの方でしょ?
覚えてないの?」
「そう言えば、そんな事を言ったような、、、」
「俺は2人の初夜の邪魔をするつもりは
全然 無かったんだからねっ!」
「マジかぁ、、、
」
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
「『マジかぁ、、、』じゃないよっ、全く‼️」
「ごめんね、まあ君。」
「ううん、
潤ちゃんは悪くないから謝らなくて良いよ。
じゃ 俺は帰るから あとは思う存分
2人の好きなようにやって下さいっ!」
そう言い残して
まあ君は帰って行って、、、
「ごめんね、潤。俺の所為で、、、」
「ううん、僕が先に寝ちゃったから、、、
僕の方こそ 寂しい思いをさせて
ごめんなさい💦」
「いやいや、潤は全然 悪くない、
悪いのは俺だよ」
「え〜?そんな事ないよ〜。」
「こんな俺だけど、
これからもずっと一緒にいてくれる?」
「勿論❣️
でも、もう少ししたら、
僕 仕事が始まって忙しくなるけど、
寂しいから、って浮気とかしない?」
「する訳ないだろ?
俺が愛する人は 後にも先にも潤だけだよ💕」
僕の目を見つめて
愛の言葉をくれた翔さん、
その流れから、
ごく自然に重なる翔さんの唇と僕の唇。
最初は 軽めの小鳥が啄むようなキスから、
少しずつ 深くなるキス、
翔さんの舌が僕の口内に入って来て、
僕の舌に絡みつくと、
甘く痺れるような感覚が僕の体中を
駆け巡って、
僕の身も心も溶けてしまいそう。
この幸せな時間が
このままずっと続けば良いのにな、、、
そう思うけど、
時間は否応なく過ぎて、
その日から数日後、
長かったようで短かった
僕のお休み期間が終わり、
新しい役者としての仕事に入ると、
どうしても翔さんよりも
家に帰るのが遅くなる日が多くて、
今日もまた、
「しょおさん ごめんなさい💦 遅くなって。」
「ううん、俺の事は気にしなくて良いよ、
俺 潤の足手纏いには なりたくないし、
今は仕事の事だけに集中してくれる方が
俺としては嬉しいよ。」
そう言ってくれるのは嬉しいけど、、、
最近 翔さんは、
僕が以前 出たドラマのBlu-rayを
暇さえあれば観ていて、
「可愛い💕サイコ〜💕堪らない
」を連発。
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
「・・・
」
![もやもや](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/102.png)
面白くな〜い‼️
翔さん この間、
『俺が 愛する人は後にも先にも潤だけだよ💕』
って言ったくせに、、、(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
だから、
「僕の前で、ドラマの登場人物の事を
可愛い、可愛い、って言わないでっ!」って
僕が言ったら
翔さんはニヤって笑って、
「大丈夫、
俺がキスしたい、って思うのは
今 ここにいる潤だけだから。」って、、、。
なんかちょっと
はぐらかされたような気もするけど、
「ほら そんな顔してないで、俺の隣においで」
って言われて 翔さんの隣にすぐ座っちゃう僕は
やっぱり 翔さんの事が大好きなんだな、と
思わざるを得ない、、、
「しょおさん
これからも ず〜っと僕の事 好きでいてね。」
「勿論❣️
だから 誓いのキスをさせて♡」
「うん。」
翔さんの唇と僕の唇が、
まるで引きつけ合う磁石のように
ピタッと重なった、、、。
〜おしまい〜