今日から新しいお話しを始めます。

今回のお話しは、
Mi amorのあとがきにも書きましたが、
大学生・潤君が主人公のお話しで、
久々に5人全員 登場します。

お話しの舞台は、
タイトル通り、大学のサークル。

悲しいお話しには ならない予定ですので、
気楽に読んで頂けたら嬉しいです。


※今回も お話しをUPするのは、
月・水・金・土曜日になります。
どうぞよろしくお願いします。


それでは どうぞ〜♪



【サークル】


 
ヤッタ〜‼️僕に春が来た〜♪♪♪

僕の努力と苦労の甲斐あって
見事〝サクラ咲く🌸〟

しかも 第一志望の大学に。


そして、
合格から1ヶ月半、、、

夢と希望を胸に大学の門をくぐった僕に
待っていたのは、

部活や同好会の勧誘の嵐。

「ウチのサークル 
可愛い子いっぱいいるから入らない?」とか、

「我が同好会は上下関係 厳しくないし、
楽しいよ。」とか

「未経験でも 上級生が手取り足取り教えるから
一度 遊びにおいでよ。」とか、

「取り敢えず 仮入部してみて、
イヤだったら 辞めていいからさ、
学部と名前 書いてよ。」とか、、、、。


大学に入学したら、
何かの同好会(サークル)には入りたいな、とは
思っていたけど、 

例えばテニスのサークルにしても
いくつもあるし、

兎に角 色んなサークルがあり、
数が多すぎて何がなんだか分からない上に、
あまりにも勧誘が多くて、
ちょっと辟易していたら、


「み〜つけたっ♡ 待ってたよ〜♪」と、
見ず知らずの人に声を掛けれて、

「えっ? あの、、、誰かと間違ってませんか?
僕 あの、、、」

「ううん、大丈夫!
さ 案内するから こっち来て♡」

「えっ?でも あの、、、💦」

その人は、
僕よりも背は少し高いけど、
細くて力なんて無さそうなのに、
僕の手を握る力は強くて
離したいのに離せない、、、ガーン


今から 2年くらい前の 僕が高校2年の時、
友達と街を歩いていて、
芸能事務所のスカウトと名乗る人から
勧誘された事があって、
その人もかなり強引だったけど、

今 僕の手を引っ張って歩くこの人も
あのスカウトの人の上を行く強引さ、

しかもマイペースで、

「俺はねぇ、健康科学部2年の相葉雅紀、
よろしくね♪
まあ でも2年と言っても
単位 あまり取れてないから 
実質1年みたいなモンかな?」って言いながら
「ヒャハハッ」って笑って、、、

屈託がなく 明るく 良い人そうではあるけれど、

見ず知らずの僕に、
『単位あまり取れてないから実質1年』と
ぶっちゃけて笑っている この人って、
かなり変わってるのか、はたまた大物か、

こんな人初めてで、
こういう人に対しての
受け答えの仕方が分からなくて
「、、、はあ」としか言えない僕、、、。


これから 一体 僕は、
どこに連れて行かれちゃうんだろう?

まさか、
変な所に連れて行かれる?なんて事は、
ないと 思うけど、、、。