翔さんに沢山 愛され
幸せに満たされて迎えた次の日の朝、

コーヒーの香ばしい香りが
僕のいるベッドルームまで漂って来て、

翔さん、
先に起きて コーヒーを淹れてくれたんだ

その優しさに、感激しながら

「さ 僕も起きよっと、、、」

小さく呟いて体を起こした時、


「うっわ〜、やばい!
ちょっと待って待って💦 なんで なんで⁉️」

翔さんの悲鳴にも似た大きな声と共に、
ベッドルームに届いたのは、、、
コーヒーの香ばしい香りをはるかに上回る
焦げ臭い匂い。

「あ〜あ、
折角 俺の作った美味しい朝食を
潤に食べさせてあげようと思ったのになぁ、、」


翔さんの大きな独り言に
ちょっと笑いそうになりながら
ベッドルームを出ると、、、

「あっ、潤 おはよう!」
ごめん 起こしちゃったかな?」

「ん〜ん、ちょっと前に起きてたよ。」

「あの 俺、
偶には俺が朝食作って
潤をびっくりさせよう、って思ったんだけど、、、
ごめんね、呆れてるよね?ショボーン

眉を八の字にして、しょんぼりする翔さん。

だから、

「ううん、
僕の為に頑張ってくれたしょおさんに、
僕が呆れたりする筈ないでしょ?」

「ホントに?
トーストは 焦げ焦げだし、
目玉焼きの黄身は潰しちゃったし、
ベーコンも焼き過ぎてカリカリなのに?」

「でも トーストの焦げた所は こそげ取れば
充分食べられるし、
黄身が潰れた目玉焼きもカリカリベーコンも、
僕にはすっごく美味しそうに見えるよ、
ありがと しょおさん、
大好きだよ♡〝ちゅっ💋〟」

感謝の気持ちを込めて
翔さんのほっぺにキスしたら、

「えっ?それだけ?」と、
ちょっと 不満そうな翔さん。

「だって、
しょおさんが作ってくれた朝食、
温かいうちに食べたいし、、、」

「確かに、
冷めてから食べるより
温かいうちに食べた方が 
少しはマシかもしれないけどさぁ、、、(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)」

唇を尖らせて ブツブツ文句を言う翔さん、
その顔が 笑っちゃうほど可愛いくて、

その表情に負けて、つい

「じゃあ 食後のデザートは
果物じゃなくて、甘ぁいキスにする?」

「ホントに?
じゃあ 早く食べちゃお❣️」


翔さんの嬉しそうな顔を見て、
今日はこのまま 一日中 家で過ごす事に
なってしまうかな?、、、と思っていたら、