翔さんと僕に舞い込んだCMの話。

結局、 
翔さんが ノリノリで
引き受けてしまったのだけど、

残念ながら、
海外での撮影ではなくて、

「新発売するワインのコンセプトが
〝和〟だからね。
それもあって 着物の似合う潤ちゃんと
翔ちゃんにCMに出て貰いたい、って
思ったんだから。」

「なんだよ〜、そうなら そうと先に
言ってくれればいいのに、、、」

「や、俺は話そうとしたんだよ?
だけど 翔ちゃんが、
『分かった、分かった、引き受けるから、
もう雅紀は帰れ!』って言って、
俺を 追い帰したんじゃない。」

「、、、確かに。」


こうして
色々ありながらも行われたCM撮影は、

当日、 
まあ君から、

「カメラは意識しないで
普段みたいな感じで良いからね。」言われ、

翔さんは、
「そう?じゃ遠慮なく。」って言って、
本当にいつも通りの翔さんで、

美味しい料理を口いっぱい入れ
まるでリスみたいなのも いつもと同じだし、
ワインを飲んでの ひと言が、
『うめぇ〜❣️』なのも
気取らない いつも通りの翔さん。

そんな翔さんに つられて、
僕もいつも通りに飲んで食べて、

途中からは 
撮影である事を
すっかり忘れてしまっていたから、

こんなに普段通りで
本当にCMとして成立するのかな、と
心配していたら、

返ってそれが良かったみたいで、

CMがテレビで流されるようになってから、
何日か経って、

まあ君から僕に電話が掛かって来て、

『潤ちゃん ありがとう!』

「ん、なんの事?」

『CM 凄い評判で
ワインの売れ行きも予想以上に良くて、
出荷が間に合わないほどなんだよ。
ホントにありがとう❣️』

「ううん、僕のお陰っていうより
しょおさんが良かったからじゃない?
ちょっと待って、今 しょおさんに代わるから」
と翔さんに電話を代わろうとしたら、

『あ、ごめん💦
もう携帯のバッテリーの残量が、、、』

そこで切れてしまった。。。


そしたら、

「雅紀のヤツ、絶対 ワザとだ❗️
そもそも なんで俺に お礼の電話して来ないで
潤に電話する訳?
この間も 俺の許可も無しに
潤のほっぺに〝チュッ💋〟ってするしさぁ💢」

「ふふっ しょおさん 、まあ君にヤキモチ?」

「別に、、、、
雅紀よりも 
俺の方がずっといい男だ、って分かってるから 
ヤキモチなんか妬かないしっ(`ω´ )‼️」

「そぉ?」


翔さんのぷりぷり怒った顔が可愛くて、
その膨らんだほっぺに
〝チュッ💋〟っとしたら、

翔さんは、
「それじゃあ 全っ然 足りない‼️」って言って

今度は 翔さんから僕の頬に〝チュッ💋〟

だから 僕は、
「え〜?それじゃあ 全然 足りない、、、
もっと た〜くさん して♡」

「じゃあ 潤のお望み通り、
この続きは ベッドで、、、良いよね?」

「ふふっ、、、うん♡」


こうして、
翔さんに誘われて2人でベッドルームへ、

今夜は眠らせて貰えない、、かな💕