翔さんが、
僕の捜索願いを出す、と騒ぐほど
取り乱しているなんて、、、
僕が野点に行かなかったから、
何かあったんじゃないか、と心配してくれたの?
もし そうだとしたら 凄く嬉しいけど、、、
ドキドキしながら
翔さんを待たせている、という
まあ君がオーナーの和食店の裏口から入り、
「潤ちゃん こっちだよ
一番奥の個室だから。」
「、、、うん。」
言われるまま
一番奥の個室の前まで行って、
「潤ちゃん ここだよ、さ 入って。」
「、、、う、、ん。」
僕が躊躇っていると 個室の襖が開いて、
「潤っ!」
飛び出して来た翔さんに
思いっきり抱き締められ、
「良かった、潤が無事で、、、
本当に良かった、潤が 来てくれて、、、💧」
涙声で話す翔さん、、、
「もう!こんな所でイチャイチャしてないで、
誰かに見られたら困るでしょ、
早く中に入りな、ね。」
まあ君に促され 中に入り、
2人だけになると、
翔さんからキスの嵐、
「良かった〝チュッ💋〟」
「凄く心配したんだよ〝チュッ💋〟」
「俺の所に帰って来てくれて
ありがとう〝チュッ💋〟」
そして、、、
「潤が時間になっても来ないから
潤に何かあったんじゃないか、と
俺 本当に心配で、、、」
「行ったよ、僕。始まる1時間以上前に、、、」
「えっ?ホントに?」
「でも しょおさんの隣りには、
ホテルのスタッフの女の人が寄り添っていて、、
しょおさんには 僕よりもあの人の方が
相応しいんじゃないか、って。
僕は あんなふうに人前で
しょおさんに寄り添う事は出来ないから、、、」
「でも 俺が愛してるのは 潤、、、」
バタバタ バタバタ
廊下を走る音が聞こえて来て、
僕たちのいる個室の前で
ピタッと止まったと同時に、
勢いよく襖が開いて、
「潤ちゃ〜ん❣️」
部屋に入って来て、
翔さんをドン、と押しのけ(突き飛ばし?)
僕を抱きしめた人は、、、
翔さんのママさん‼️