おばあちゃんが夕飯を作ってくれている間、

潤さんから、
これまで話さなくてごめん。と謝られ、

「でも 学校で翔が心配そうな顔で
いつも俺を見ていた事 知ってるよ。」

「えっ?///」

「ふふっ、俺 すごく嬉しかったよ。」

俺が潤さんの事が気になって
こっそり見ていたのを知ってたなんて、、、

「それに、教室を移動する時も
俺がちゃんと行けるか心配して 
何度も振り返って見てくれてただろ?」

「・・・///」

めちゃくちゃ恥ずかしい、、、
潤さんがそんな事まで知っていたとは、、、


「俺 転校が多かったから、仲良くなり過ぎると
別れるのが辛い、っていうのがあって
クラスの子とあまり仲良くならないように
してたんだよね。
今のクラスでも 一つ歳上 っていうのもあるし
みんなの中に、
どうやって入ったらいいか分からなくて、」

「でも 俺と2人だけの時は、
言いたい事 言って、俺の事 揶揄ってたけど。」

「だって、
どんな距離感で接していいか分からない上に
照れ臭かったから、、、つい///」

え〜っ⁉️
それって小さい子が
好きな子に意地悪しちゃう的なやつじゃん‼️


いつも上から目線で 
俺の事を揶揄うんだから💢って思ってたら、
照れ臭くて、、、つい///だなんて、

可愛過ぎる〜❣️

「あのさ、この前 俺とファミレス行ったけど、
もしかして家族以外とファミレス入ったの、って
初めてだったりする?」

「・・・ うん///

真っ赤になって俯く潤さん、

潤さん、
あの時 ファミレスで すっごく楽しそうに
はしゃいでいたけど、
それは
俺とのデートが嬉しかったから、に思えて 
俺としても こんなに嬉しい事はない。
(因みに俺も 潤さんと2人でファミレスに行けて、
めちゃくちゃ嬉しかったけど)


あ〜、最高に幸せ♡♡

もしかしたら、
俺が生きて来た約15年半のうちで
一番 幸せかもしれない。



そして その幸せな時間は、
夕ご飯の時間も続いて、

食卓テーブルに並べられたご馳走の数々は
どれも みんな美味しくて、

勧められるままにパクパク食べたら、

「ふふっ、こんなに美味しそうに
食べてくれると作り甲斐があるわ
ね、潤ちゃん。」

「うん///
その唐揚げの下拵えしたの俺なんだよね。」

「えっ?そうなの?
ホント すっごく美味しいよ。」って
言ったら、

「じゃ 今度 お弁当に持って行くね。」って
言って貰って、、、感無量💧


沢山 ご馳走になって、

「ご馳走様でした。
すっごく美味しかったです。」

「いいえ、どういたしまして。
若い人の口に合うような
おしゃれな料理じゃなくて ごめんなさいね。」

「いえ、本当にどの料理も
すっごく美味しかったですから、、、」


そんな会話をしていたら、
潤さんのおじいちゃんが帰って来て、

「良かった、間に合って。
美味しいケーキを買って来たから。」と言われ、
ケーキをご馳走になって、

しかも そのあと 潤さんのおじいちゃんが
俺を家まで送ってくれて、、、



俺 こんなにも幸せでいいのだろうか?