『どうぞ 上がって。』という
潤さんの言葉に甘えて お家にお邪魔すると
外観とは違って中は洋風の造りで、
広〜いLDKの窓際や出窓には
大小 様々な観葉植物があって、
ここにいるだけで癒される感じ。
「翔は そっちに座って。」
「はい、」
潤さんに言われるまま ソファーに座ると、
「今 ばあちゃん、近所の茶飲み友達の所に
行っちゃってて いないから
ナニをしても大丈夫だけど、どうする?」
そう言いながら
意味深に『ふふっ』と笑う潤さん。
「そ、そんな事💦 俺 しません!」
「そうなの?真面目だね 翔は、ざんね〜ん。」
「」
もう!そうやってまた俺の事を
揶揄うんだから、、、
でも、
それが楽しい、と思ってしまう俺。
今までの潤さんの素っ気ない感じを思ったら
全然 こっちの方がいい、
なんだったら もっと揶揄って貰っても、、(*´꒳`*)
そんなバカな事を考えていたら、
「ところで翔、、、
「グ〜、キュルル!」
潤さんが俺に何か話そうとした
ちょうどそのタイミングで、
最大音量で鳴く俺の腹の虫、、、
と 同時に、
「ぷっ
俺 こんな元気な腹の虫の声 聞いたの 初めて♪
ホント翔ってサイコーだよね。」
「だ、だって(//∇//)
今日 お昼 食べ逃したから、、、」
「えっ?どうして?何かあったの?」
「///そうじゃなくて、昼休みにも、ここに来、、、「え〜?
俺が休んだから心配してくれたの?
俺 すっごく嬉しいよ、翔 ありがとう〜。」と
言いつつ
潤さんがソファーから立ち上がって
俺の方に来たから、
もしかして 俺の隣りに座って、
ハグ♡ とか キス♡ とかしてくれるのかな?と
ワクワクしていたら、
「て、いう事は お弁当まだ食べてないんだよね?
飲み物 麦茶でいい?」
「・・あ うん、すみません💦」
潤さんが立ったのは
ただ キッチンに行く為だった、、、、
あ〜、残念、、、💧
結局、
潤さんがニコニコ見つめる中で
一気にお弁当を食べた俺に、
「ところで翔、
今日の授業の事だけど、、、」
「へっ??今日の授業の事?」
「ウソッ⁉️
俺に会いたい、っていうのも
勿論 あっただろうけど、
今日の授業の内容を教えてくれる為に
来てくれたんだと思ってた、、、」
「うっ、、、ごめん💦
あっ、でも 数学も英語も昨日の続き
だった、、、と思う。」
「でしょうね (-。-; 」
潤さんは冷たい目で俺を見るけど、
だって俺 潤さんの事が
気になって仕方なくて、
全然 授業に集中出来なかった訳で、
これは ある意味
潤さんの所為でもあるんだから
そんなに冷たい目で見なくても、、、。
それにしても 俺とした事が、
なんたる不覚、、、❗️