自分で言うのも烏滸がましいけど、
スタイル抜群で 顔もイケメンで、
話術も優れている俺は 接客も勿論 完璧❗️

これだけ完璧に接客したら、
潤の俺に向ける眼差しも、
きっとハートラブになっているに違いない、と

潤の様子をチラッと見ると、
何故か浮かない表情。

『えっ⁉️ ガーン  なんで???』

俺 最高の笑顔で 最高の接客をしたから、
潤は瞳をウルウルさせながら、
翔さんステキ💓と思っているに違いない。
そう確信していたのに、、、。

訳が分からなくて、
困惑していると、
潤が俺の側まで来て ひと言、
「翔さんに接客されたいな。

「‼️(@_@)」

潤は俺に接客されているお客様が
羨ましかったんだ、、、(*´꒳`*)

そんな事なら お安い御用。

潤の休憩時間に、接客してあげるよ。
伝えると 途端に笑顔になって、

「でも、いいのかな?
休憩中に そんな事 してて。」

「勿論 いいに決まってるだろ?
俺、amnosの社長兼 接客の講師だし。

「ふふっ、翔さんが社長なのは
知ってたけど〝講師〟って初めて聞いた。」

「そう?俺 話してなかったっけ?」

「うん。」


こうして 潤の休憩時間に、
楽しく接客の授業(?)をする事となり、、、

「じゃあ 潤、お店に入って来る所からね。」

「うん分かった、
じゃ 一旦 外に出るね♪」

いそいそと お店を出て行った潤は
歩道の真ん中でくるっと回って、
改めて店内へ、

「松本様 いらっしゃいませ、
いつもありがとうございます。
今日は 何をお探しですか?」

「ふふっ🤭、
今日はねぇ 春に着る長袖のシャツを
買いたいんだけど、
普段 黒とか白が多いから
偶には もっと違った色も、って
思ってるんだけど、、、」

「松本様なら、
どんな色もお似合いだと思いますよ、」

「え〜?そうかなぁ。」

「はい、
こちらに今年の春夏のトレンドカラーの
シャツがございますが、
松本様なら
きっとどの色も お似合いになりますよ。」

「ホントに?」

「はい、一度 試着されてみませんか?」

「じゃあ そうしよっかなぁ♡」

「はい、是非。
トレンドカラーのシャツをお持ちしますので」

「ありがとうございます。」

潤をフィッティングルームへと案内して、
トレンドカラーのシャツ3着を渡して、

「松本様 着替えたら見せて下さいね。」

「うん 分かった、
櫻井さん そこで待っててくれる?」

「勿論です❣️」


そんな感じで楽しく接客していたら、、、

「デレデレしながら『勿論です❣️』って、、、
全く何をやってるんですかっ!
お昼を過ぎても帰って来ないから 来て見たら、
潤君と2人でイチャついてるし、、、」

「わっハッ二宮!びっくりした〜。
俺と潤の様子をずっと見てたんだ、、、
趣味悪〜い。」

「そんな事してません‼️
声を掛けたのに、
2人だけの世界に没入してて
全然気付かなかったくせに、
ワタシを悪者にしないで下さいっ‼️」


ちょうどその時、
フィッティングルームの扉が開いて、

「翔さん、どうかな?
あっハッ二宮さんも 来られたんですね。
ホワイトデーのプレゼント
ありがとうございました。」

「いえ、いえ、
どういたしまして。」

「潤、今 試着してる
淡いピンクのシャツ凄く似合ってる。
な、二宮もそう思うだろ?」

「確かに、
潤君 よく似合ってますよ。」

「ふふっ、そぉ?」

「うん、潤は 色が白いから
どんな色も似合うと思うけど、
そのピンクのシャツ、凄くいいよ❣️
あっ、そうだ‼️
それ 俺からプレゼントするよ。」

「え〜?いいよぉ 自分で買うから。」

「そう言わずに俺に買わせてよ♡
今日はホワイトデーだし。」

「じゃあ お言葉に甘えて、、、
翔さんありがと♡」

「いいえ どういたしまして♡」


「・・・(-_-;)」
さっ、いつまでもイチャイチャしてないで
本社に戻りますよ、社長!」


ここで 俺は、
氷のように冷たい二宮によって、
本社に強制送還される事に、、、💧


まだ 潤と俺の授業、
終わってなかったのに〜!!!

二宮ってホント、
空気が読めないんだから💢💢