〝3時のお茶〟を終えて、
「さ、そろそろ私は帰るけど
翔は 潤ちゃんの片付けを手伝ってから
帰るでしょ?」
「うん、もちろ、、「あ、いえ あとは僕 1人で
出来ますし、」
「いいのよ潤ちゃん。
遠慮しないで、翔をこき使って。
大して働いてないのに、
今日のお昼も3時の休憩の時も
一番 食べてたんだから、」
「ふふっ、そう言えば、、、」
「でしょ?」
「・・・(-_-;)」
確かに お袋の言うとおり、
お昼のおにぎりも休憩の時のラスクも
俺が一番食べたけど、
大して働いてない、というのは酷い!
俺だってベランダの掃除をしたり、
カーテンを外したり、
ゴミを分別して纏めたり、色々 やったのに、、、
まあ でも、
お袋が松本君に
『こき使って』と言ってくれたお陰で、
「じゃあ お言葉に甘えて、
もう少し手伝って貰おうかな?」と松本君が
言ってくれたから、結果オーライかな、、、✌️
と 思っていたら、
お袋は 帰る前に、
「潤ちゃん、また遊びに来ていい?」
「はい、勿論です。
ヤマトも喜びますし、」
「にゃ♪」
「あら、嬉しい♪
じゃ また近いうちに来るわね。
あっ、でも突然来たら迷惑だし、、、
そうだ!潤ちゃんの携帯番号とアドレス
教えてくれない?」
「はい、勿論 いいですよ♪」
「・・
」
![もやもや](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/102.png)
松本君が、
お袋の作戦に 物の見事に
引っかかってしまったように感じるのは
俺の気のせいだろうか?
これから先も こんな感じで
お袋にグイグイ来られたら、と思うと
ちょっと不安。
でも お袋が帰った後は、
俺に与えられた絶好のチャンス❗️
この間に
少しでも 松本君との距離を縮めたいし、
松本君から感謝されたい!
「ね、松本君、
俺 何でもするから言って。」
「あっ、じゃあ 買い物を
お願いしていいですか?」
「勿論!何を買ってくればいい?」
「えっと卵と、ベーコンと、あと牛乳を
買って来て貰えますか?」
「はい、了解❗️
あ、そうだっ!
一緒に夕食のお弁当も買って来るよ。」
「えっ? でも それは 僕 作るから、、、」
「いやいや、今日は朝からずっと忙しかったし
作るの大変だから買って来るよ、何がいい?」
「じゃ お言葉に甘えて、、、
えっと、、、生姜焼き弁当がいいかな。」
「オッケ〜✌️じゃ 行って来る。
「はい、じゃ翔さん よろしくお願いします。」
「えっ?、、、(//∇//)」
松本君の突然の〝翔さん〟呼びに
胸がバクバク💓
「あっ、やっぱり
〝翔さん〟て呼んじゃダメですか?
一緒に住むのに、いつまでも名字で呼ぶのは
おかしいかな、って思ったんですけど、、、」
「いやいや、イヤイヤ💦
全然 ダメじゃない、、、っていうか、
凄く嬉しいよ。」
「ホントに?」
「うん♪
あっ、じゃあ 俺も〝潤君〟て呼んでいい?」
「はい、勿論です❣️」
「じゃ 潤君、買い物に行ってくるね♡」
「はい、、あっ!翔さんエコバッグ持ってって。」
「あ、うん。」
なんか この感じ、
新婚さんみたいで 凄くいい♡
「はい、じゃあ これ。」
潤君からエコバッグを受け取って、
「じゃ、行って来る。」
「はい、行ってらっしゃい翔さん。
気をつけてね。」
「は〜い♡」
あ〜もう堪らない♡
お袋が先に帰って本当に良かった。