今朝は、
〝この世の終わり〟みたいな
悲しそうな顔をしていた松本君が、

俺と同棲(?)する事が決まったら、
輝くような笑顔になって、

それは、俺と同棲する事が 
凄く嬉しいから、のように思えて 
柄にもなく胸がキュン♡とする。

まぁ ただ、
同棲と言ってもヤマトが一緒だから、
完璧な同棲とは違うし、
それが ちょっと残念のような気もするけど、

でも そのヤマトのお陰で
松本君と同棲する事が出来るのだから、
俺にとってヤマトは、
愛のキューピッド❤️💜のようなもの。

でも、まさか
俺の恋のライバルのヤマトが
俺と松本君の愛のキューピッドになるとは、、、

こんな日が来るなんて、
全く思ってもみなかった。


そして、
そんな目まぐるしかった一日が終わって、
その日の会社帰り、

松本君とふたりで
駅近くの喫茶店に行き、
タブレット端末で物件を見ながら、
いくつか候補を決めて、、

「ね、今度の休みに
候補の物件を見に行かない?」

「はい、直に見ないと
分からない事もありますから、
見に行きたいです。」

こうして今度の休みに、
実際の物件を見に行く段取りをして、
松本君と別れ 家に帰ると、、、



「ただいま〜♪」

「あら翔 おかえりなさい。
なんだか声が弾んでいるけど
何かいい事あった?」


俺の『ただいま〜』のひと言だけで、
何かいい事があった?と気付く
お袋の勘の良さにびっくり、、、というか
恐ろしさを感じて、

「べ、別に💦」

「なんで 隠すの?
いい事があったのなら
隠さなくてもいいんじゃないの?
それとも後ろめたい事でもあるの?」

「イヤイヤ💦
後ろめたい事なんて ある訳ないだろ?」

「じゃあ 何があったか白状しなさい!」

お袋に詰問されて、
家を出る決心をした事を話すと、

「えっ?それだけじゃないでしょ?
もしかして カノジョと同棲でもするの?
同棲しても いいけど、その先の事も
ちゃんと考えているんでしょうね⁈」と
詰め寄られ、

やむを得ず、
「イヤイヤ カノジョなんていないし、
ただ、、、」今朝からの経緯を話すと、

「あらヤダ、そうなの?
あの松本君と?
じゃあ 母さんも挨拶しないといけないわね。」

「なんで?? そんなのいいよ。」

「そんな訳には 行かないでしょ⁉️
不束者の翔が お世話になるんだから❗️」

「・・・もやもや


あ〜、俺の危惧していた事が、、、

出来たら 松本君と一緒に住む事は
言いたくなかった、、、。

以前、
松本城に行った時の写真を
お袋に見せてしまって、
その時から お袋は松本君の大ファンで、

お袋に松本君に紹介したら、
松本君を占領されそう、、、

松本君をお袋に取られたらどうしよう??



   もう、、、サイアク〜‼️

   。・°°・(>_<)・°°・。