明日はホワイトデー、

それで〝ふたり〟のあとがきにも書いたように
〝波瀾〟のホワイトデー編を
短編でお届けします。

はちゃめちゃな翔さんが
今回はどんな〝活躍?〟を見せるのか?
楽しく読んで頂けたら、と思います。
    〜優海〜


それでは どうぞ〜♪




バレンタインデーが終わってすぐから、
ホワイトデーには 
潤に何をプレゼントしようか、と悩んでいた俺。


2月14日は、
チョコ潤を 思う存分 楽しんだから、

3月14日のホワイトデーには 
それ相応のプレゼントをしたいけれど、、、

俺としては、
俺の体に生クリームを塗りまくって
翔ケーキ🎂 どうぞ召し上がれ って
言いたいけど、
それだと潤から遠慮します。
拒否られる可能性大。

そうなったら 折角のホワイトデーが
台無しになってしまうし、、、。

去年は 無難に
都内のラグジュアリーホテルの
スイートに泊まって一日優雅に過ごして、
潤も 一応 喜んでは くれたものの
イマイチ 反応が悪かった、、、というか、

あとで二宮に その事を話したら、

「ほらね、ワタシの言った通りでしょ?
潤君は お返しにそんな高い物 望んでない、って
で分からなかったんでか?」って言われて、
ムカッ💢

全く 俺の秘書だと言うのに
やたら偉そうなんだから、、、。


今年は 二宮から
絶対にそんな事は言わせない!
そう思っていて
色々 考えるのだけど、
〝いいもの〟が全然 思い付かず、

気が付けば今日はもう3月13日、、、ガーン


「どうしたら いいんだ?俺は、、、」

「ん?翔さん 何を悩んでいるんですか?」

「イヤ、いい。俺 ひとりで考えるから。」

二宮に相談したところで、
きっと、
仕事中に何を考えているんですか⁉️
言われるに決まってる。

「そんな、、、水臭いですよ。
ワタシは翔さんの秘書なんですよ、
何でも相談に乗りますから 話して下さい!」

「じゃあ、話すよ。
明日 ホワイトデーだろ?
だけど まだ 何も用意出来てなくて、、、」

「はぁ〜💭
てっきり仕事の事で悩んでいるのかと思ったら
ホワイトデーで悩んでいたとは、、、(-。-; 」

ほらやっぱり、、、
絶対 そう言うと思った。

「俺は 二宮が『何でも相談に乗る』って
言うから話しただけだし💢」

「確かにそうですが、
まさか前日の今日になって
まだ悩んでいるなんて
思いもしませんでしたから。」

「えっ二宮はもう潤へのお返し用意したの?」

「勿論ですよ、
ワタシは去年と同じクッキー。
潤君が去年 凄く美味しい、って
言ってくれましたから 同じものにしました。」

「クッキーかぁ、、、
俺はそんな在り来りのもの
潤にプレゼントしたくないしなぁ、、、」

「はい はい、
〝在り来りのもの〟で悪かったですねッ!
でも潤君は 凄〜く喜んでくれましたからね!」

「💢( *`ω´)‼️」


まるで
去年の俺のホワイトデーのプレゼントを
潤は喜んでなかった、みたいな言い方!

確かに 去年、
『翔さんのお陰で夢のような時間を過ごせて
凄く嬉しかったけど、
来年はこんなに高いプレゼントは
しないでね。』って言われたのは事実だけど、、、


それにしても、
社長の俺に対して 二宮 生意気過ぎ‼️