ちゃんと待ち合わせ場所に
松本君が来てくれますように、、、
祈るような気持ちで迎えた当日の朝、

待ち合わせ時間の少し前に着くように家を出て
駅前の待ち合わせ場所に行くと、

そこには 既に松本君の姿があって、
松本君が 今日という日を
俺と同様 楽しみにしてくれていたように思えて
それだけで 涙が出るほど嬉しい、、、
(ドタキャンされなくて本当に良かった💧)

「ごめん、待った?」

「いいえ、
僕も ほんのちょっと前に来た所です。」

「そっか、、、良かった。。。
あの、、、電車の発車時刻まで
まだ 20分くらいあるから、
何か飲み物を買ってから(駅の)中に入らない?」

「はい♪」

ふたりで コンビニに行って、
飲み物を買い、ついでにお菓子も買って、
俺は もう遠足気分♪♪

「櫻井さん そんなにお菓子を買って、まるで、、、」

「あ〜!今 まるで子供みたいって、
言おうとしなかった?」

「ふふっ、バレちゃいました?」

「でもさぁ、電車とかバスの旅には
飲み物と、お菓子が必需品だと思わない?」

「そう言われると 確かに、、、。
小学校や中学校の時の遠足を思い出しますね。
おやつは500円まで、とか言われて
すご〜く悩んで おやつを買った事。」

「うん、うん、そうだった。
一所懸命 計算して 予算ギリギリまで買った
記憶がある。」

「あっ、分かります!
それで最後は、
2つのうち どっちのお菓子にしようか
なかなか決められなくて、、、」

「うん!そうそう、そうだった。」

(特急)あずさに乗る前から
遠足の話で盛り上がって、
それはあずさに乗ってからも続いて、

乗る前は、
話題が尽きて ちょっと重たい雰囲気になったら
おやつのお菓子で繋ごう、と思っていた
俺だったけど、それは杞憂に終わって、

結局 おやつを食べる事もなく、、、


「俺さぁ、実は 雨男気味だから
今日の天気 凄く心配だったんだよね、」

「ふふっ、そうだったんですね。
じゃあ 今日 こんなに天気が良いのは
僕が晴れ男だからかな?」

「うん、きっと そうだよ、
富士山もバッチリ見えたし、
車窓からの景色も思う存分 堪能出来て、
ホント 松本君様様だよ。」

「///そんなに持ち上げられると
恥ずかしいですよ〜。」と言いながら、
隣に座る俺の肩をペシペシ叩く松本君。

「・・・(〃ω〃)❗️」


こうして ふたりで出掛けられただけで、
俺としては 最高に幸せだと思っていたのに、、、

こんなシチュエーション、
想像してなかったから

胸がドキドキし過ぎて、
どうにかなりそう。

でも、
この幸せな状況は これだけでは終わらなくて、

松本城に着いて、

「ね、櫻井さん
松本城をバックに 写真撮りましょ。」

「うん、いいね👍
じゃ 先に松本君を撮ってあげるよ。」

「え〜?別々よりも、
折角 ふたりで来たんだから
一緒に撮りましょうよ。」松本君に言われ
ふたりで自撮りする事になり、、、

「櫻井さん、もうちょっと側に来ないと、
松本城が隠れちゃうから。」

「うん、」

松本君に言われて一歩横に動いたものの、、、

「もう少し こっち。」

松本君が俺の腕を引っ張ったから、
肩と肩が完全にくっついて、
頬と頬も くっつくくらいの距離まで
近付いてしまって、、、


「・・・(//∇//)❣️」


松本君との2ショット写真が撮れるだけでも
幸せなのに、

この距離感、、、幸せ過ぎる♡♡