潤には怒られるし、
二宮は嬉しそうだし、
ちょっと面白くないけど、
でも、
潤の持って来てくれたお弁当を見たら、、、
ハンバーグもだし巻き玉子も、
ひと口サイズのおにぎりもハート型だし、
ポテトサラダは ハート型の紙カップに
入っているし、
いつも以上に 愛情を込めて
作ってくれている事が分かって、
そこは やっぱり 凄く嬉しい♪
「潤 ありがとう、、、
これだけ作るの大変だっただろ?」
「ううん、そんな事ないよ。
翔さんに喜んで貰えますように、って
思いながら作ってたから、
全然大変じゃなかったよ♡」
「潤君、そんなに甘い事 言うと
この人 つけ上がりますよ。」
「そぉ?
でも 本当の事だから、、、///」
「じゅ〜ん♡♡」
潤の言葉で 完全に機嫌の直った俺は、
愛情たっぷりのお弁当を堪能して大満足、、、
でも 潤が作って来てくれたのは
お弁当だけじゃなくて、潤お手製の生チョコも。
当然 俺の分もあると思っていたら、
それは二宮にだけで、、、。
「えっ?何で二宮だけ?俺のは?」
「だって、、、翔さんには もっと特別な物を
用意してるから、、、///」
「えっ、特別な物??」
「それは 帰ってからのお楽しみ♪
だから 仕事 頑張って、
早く終わらせて帰って来てね♡」
「はい、了解❣️」
潤に言われたからには、
仕事を早く片付け定時で帰らねば!
早速 仕事に取り掛かった俺、
そんな俺に隠れて、
「潤君 ありがとうございます。
翔さん 潤君の言葉には 全くチョロくて助かります。
これからも 宜しくお願いします。」
「いいえ、どういたしまして、、、^_−☆」という
ナイショ話をしていた事は
全く知らないまま、
ただ ひたすら仕事に邁進して
迎えた終業時間、
「二宮、俺 潤が待ってるから帰るぞ‼️」
「どうぞ、どうぞ、お帰り下さいな♪」
いつもなら 何かしら小言を言う二宮が
機嫌良く送り出してくれた事に
若干の寒気を感じながら、
潤の待つマンションへ走って帰り、
玄関を開けながら、
「潤 ただいま〜‼️」と声を掛けると、
「翔さん お帰りなさい。」とリビングから
出て来た潤は、
「・・・(@_@)❣️」
素肌にバスタオルを巻いただけ。
「えっ?ウソッ?何で?」
「だって、、、前に翔さん、
『バレンタインデーには
潤の体にチョコを塗って食べたい』って
言ってたでしょ?」
「うん、それで『ヘンタイ‼️』って言って
怒られた。」
「でも、バレンタインだから
翔さんの夢、ちょっとだけ
叶えてあげようかなぁ〜 と思って。」
「ホントに? ヤッタ〜!」
「あ、でも、、、
チョコを塗るのはlほんのちょっとだけね。」
「え〜?ほんのちょっとだけ??」
「不満なら、
チョコを塗るのは無しにしようかな、、、」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ💦
ほんのちょっとだけでもいいです。
じゃあ 潤の気が変わらないうちに早速♪」
「えっ? でも 夕ご飯は?」
「えっ?そんな格好でいる潤を見て
俺が 落ち着いて夕ご飯 食べられると思う?」
「えっと それは、、、
でもデザートのつもりで準備したんだけど、」
「イヤイヤ、
潤は完璧にメインディッシュだろ?」
「え〜?でも、、、」
まぁ 潤が何を言っても
〝ご飯を先に〟なんて気は
さらさらないんだけど、、、
ほんのちょっとだけしかチョコを塗れないのは、
非常に残念ではあるけれど、
潤が用意してくれていた、
潤お手製のチョコホイップを持って
潤を連れて寝室へ。
いつもは 寝室に入るとすぐに
明かり落とすのだけど、
今日は 明かりを点けたまま、
潤を横たわらせ、
纏っていたバスタオルを取ると、
「明るいと恥ずかしいから明かり消して///」
「えっ?でも 暗いと見えなくて
チョコホイップを出し過ぎちゃうかも、、、
それでもいい、って言うなら 明かり消すけど」
「じゃあ いいよ、、、明かり 点けたままで///」
そう言いながらも
「恥ずかしい」と言って
腕で体を隠そうとする潤。
そんなふうにしたら、
尚更 俺がコーフンするのに、
潤は俺を分かって無さすぎる!
「ほら 腕をどかして!」
俺の少しきつい言い方に、観念したようで
腕をどかす潤、
そこには 眩いばかりの白くもちもちの素肌と、
ピンク色のちく◯、
そんな潤を目の当たりにしたら、
俺はもう我慢の限界❗️
つい力み過ぎて、
絞り袋からチョコホイップが、
ブシュッ❗️、、、
「えっ?
」
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
「イヤ〜、参ったなぁ、、、(#^.^#)」
チョコ潤、
思う存分 堪能させて頂きます❣️
〜おしまい❤️💜〜
[あとがき]
次の日、
「翔さん あれ ワザとでしょ?」
「えっ? 何の事?」
「チョコホイップ!
ワザと思いっきり出したでしょ。」
「イヤイヤ、決してワザとじゃないよ。
ほら 俺って不器用だからさ、、、
でも 潤も物凄く気持ち良さそうだったし、
win-winだったんじゃない?」
「もう!翔さんたら、知らないっ///」
潤に怒られた、、、
でも 潤の怒った顔も可愛いし、
寧ろ俺の好物だから...(^-^)v