通勤途中 松本君とばったり会って、
おしゃべりしたのをキッカケに、

それまでは、
挨拶と仕事の話くらいしか
しなかったのが、

お昼の休憩時間や、
会社の行き帰りに話すようになって、

相変わらず 松本君は
俺に対して敬語だけど、

前程は堅苦しくない、、、というか、
時々 タメ口になる事もあって、


「あの 櫻井さんは どうしてこの会社に
就職しよう、と思ったんですか?」

「えっと、、、ちょっと恥ずかしいんだけどさぁ、
ハウスメーカーって、
夢を叶える仕事だ、って思ったんだよね、
お客様の夢を叶える、って
ステキな仕事だと思わない??

「え〜っ ホントに?僕と一緒だ!じゃなくて///
僕と一緒です。
櫻井さんて 見た目に似合わず
意外とロマンチストなんですね。」

「なんだよ〜『見た目に似合わず』って、、、
心外だなぁ〜。」

「え〜?だって 櫻井さんて、
究極のリアリストに見えるから、、、
でも、その見た目とのギャップが
ステキですよ。」

「そ、そうかな?//」

松本君に〝ステキ〟って言われた。
この間は 魅力的、って言われたし、、、

もしかして 松本君て俺に惚れてる??

参ったなぁ、、、\(//∇//)/


それにしても、
松本君も俺と同じ思いだったと知って
ちょっと嬉しい♪


この会社に就職して、
立川営業所に配属が決まった時は、
サイアクガーンとさえ 思ったけど、

今は 真逆。

立川営業所に配属になったお陰で、
こうして松本君と同期になれた訳だし、

なんだかんだ言って 俺ってラッキー❗️

そう思っていたのだけど、、、



ある日の事、
俺は 聞いてしまったガーン
立川営業所の女性陣3人の会話を、


ねぇねぇ、どっちがタイプ?』女性①

何が?』女性②

勿論 今年の新人ふたりの事!』女性①

私は、、、松本君かな?』女性③

え〜? アキも?』女性

ウソッ?フユカは櫻井君が
タイプだと思ってた。。。』女性③

良かった〜、私はどっちも捨て難い、
思ってたから、ライバルのいない
櫻井君にしよう、っと!』女性①

え〜?なんかそれって狡くない?』女性


俺が聞いている事には
全然 気付かないで
言いたい事を言っている3人。

「・・・もやもや

それにしてもサイアク‼️
俺のライバルが社内に2人もいるなんて、、、ガーン

それに、
聞き捨てにならないのは、
『ライバルのいない櫻井君にしよう、っと』と
言う発言。

何気にグサッと来るんですけど〜💧