*今日から新しいお話しを始めます。
と、言っても、
前にお届けした事のある
【翔さんの恋愛事情】の続編なのですが、、、

幼稚園の園長で、潤君 大好きな翔さんと、
そんな翔さんは勿論の事、
周りの人 みんなに愛されている
幼稚園の先生の潤君のお話です。

この【翔さんの恋愛事情】
第4弾になりますが、
第4弾も 楽しく読んで頂けたら嬉しいです。

どうぞ宜しくお願いします。
   〜優海〜

   それでは どうぞ〜♪





幼稚園の秋から冬に掛けては
行事が目白押しで凄く忙しいけど、
今年は忙しい、というよりも本当に大変だった。

俺と潤の関係が壊れる?と
言うくらいの危機がやって来て、、、


それは、
毎年10月の第一土曜日に運動会に向けて
準備を進めていた時の事、

9月は毎日 真夏のような暑さで、
運動会の練習も園庭では
殆ど出来ていない中で

ある日突然、

「ねぇ 翔さん、
運動会の事なんだけど、
10月7日に本当にするの?」

「えっ?
もう 各方面にお知らせも出したし、
雨天だったら順延だけど、
晴れたら普通に、、、」

「もう!翔さんたら、
毎日のニュース見てないの!」

「や、見てる、、、けど💦」

「昨日も 都内の中学校で
運動会の最中に熱中症で倒れて
救急車で運ばれたニュースやってたでしょ?」

「あっ、そう言えば、、、」

「幼稚園の子供達を危険な目に晒してまで
運動会を強行するのは良くないと思う。」

「うん、確かに潤の言う事は分かるけど、、、」

「これ 僕だけの意見じゃなくて、
僕以外の先生もそう思ってるから。」

「でもさぁ、
この日を楽しみにして遠くから来る
おじいちゃん、おばあちゃんも、、、」
「だからと言って、子供達を危険な目に
遭わせられないでしょ❗️翔さん、酷い!」

潤の言う事は 尤もだと思うけど、
今更 日程の変更というのも無理な状況。


潤から、
『暫く翔さんと一緒には寝たくない!』と
宣言されて、俺史上 最大のピンチ‼️

潤と一緒に寝られないなんて、
耐えられないし、
そんな日々が何日も続けば、、、
考えただけで悪寒が走る。

そんな寂しい状況には
絶対になりたくない!

潤との仲が掛かっている大変な事態に、
💡気づき
自分で言うのも烏滸がましいけど、
何しろ めちゃくちゃ頭脳明晰な俺は、
直ぐに〝良い手〟を思い付いた。

それは 我が櫻嵐学園大学の
体育館を借りての運動会開催。

大学の体育館なら
幼稚園の園庭よりも広いし、
冷房も完備されているから
熱中症を心配する必要もないし、
もし雨が降っても順延にしなくても済む。

勿論 園庭で開催出来れば
それが一番ベストではあるけれど、、、

ただ 問題は10月7日、
大学の体育館が空いているかどうか、、、

次の日、
(大学の)事務局に問い合わせてみると、
運良くその日は空いていて、
無事 予定通り運動会を開催出来る事になり、

潤からは、

「翔さん、ありがとう❣️
やっぱり翔さん頼りになるね、
だ〜い好き♡♡ 」と抱きつかれ、


その日の夜は、、、

久しぶりに潤の方が積極的で、
熱〜く濃厚な夜♡になったのは
言うまでもない。



こうして
俺の大活躍もあって運動会が無事に終わり、

それと同時に始まった
12月に行われるお遊戯会の準備。

ここでも 俺は大活躍、の筈だったのだけど、、、。