※ 【抱きしめて】
今日がlastとなりますが、
今日のお話は (潤君side)のお話しになります。
どうぞ宜しくお願いします。

それではどうぞ〜♪



翔さんから
大好きだよと告白されると同時に、  
溶けてしまいそうな熱〜いキスもされた日から
2ヶ月が過ぎ、、、

相変わらず翔さんは、
毎晩のように僕の部屋に来て、
僕の作る夕飯を食べて、

僕が翔さんと再会した時に立てた
〝翔さんの胃袋を掴んで、
心も鷲掴みにする〟作戦は 
大成功!した、と確信しているけれど、


翔さんに対して
ちょっと不満に思う部分があって、

それは、
翔さんが僕にワガママを言ってくれない事。


翔さんは、頭が良くて、
めちゃめちゃイケメンで
カッコ良いんだから、

もっと〝俺様〟で いいのに、
僕に対して、
全然〝俺様〟じゃ無くて
優し過ぎて、甘過ぎて、

『潤 いつも美味しい料理をありがとう。
こんなに美味しい料理を食べられて
俺は 世界一幸せだよ♡』って言うし、

『潤がいなかったら 俺、
こんな健康的な生活出来て無かったよ。
俺が元気に仕事が出来るのは
潤のお陰だよ。』って言うし、

『潤 大好きだよ♡』は、
耳にタコが出来るくらい言ってて、

僕としては そういう言葉より、
もっと強引でドキッとするような言葉を
翔さんに言って欲しいのに、、、


例えば、

夕飯の片付けをしている僕を
後ろからギュッと抱きしめて、
『そんなの いいからベッド行くぞ!』
耳元で囁いて欲しいけど、
翔さんは 僕が背後が苦手な事を知っているから
そんな事 絶対にしないし、

『潤は 俺のものだから、
誰にも渡すつもりはないからなっ!』って
言って欲しいけど、
そんな横暴な事は 絶対に言わないし、

僕に凄く凄〜く優しくて、
全っ然 〝俺様〟じゃない!


「ね、しょおさん
僕に もっとワガママ言ってよ、
それから 仕事で大変な事とかあったら
愚痴も言って欲しいし、
僕の作る料理にも偶にはダメ出しして!」

「でも俺、
潤と一緒にいられて凄く凄く幸せだし、
仕事で辛い事があっても 潤の顔を見たら
全部 忘れちゃうし、、、。
強いて言うなら、
潤の作る料理が美味し過ぎるから、
ご飯も進んでしまって、
いつも履いてるズボンが最近 キツく
なって困ってる、、、かな?」

「もう💢それだけ?」

「うん、、、
あっ、そうだっ💡 いい手があった!」

「えっ?何?」

「俺が健康的に痩せる為に潤にも協力して貰う!
潤に拒否権は無いから。」

翔さんの瞳がキラ✨と輝いて、
いつになくオス感 たっぷり。

いつもの翔さんも 勿論 カッコいいけど、
更にカッコ良くて、
胸がキュン💓としちゃう。

「幸い 明日は休みだし、
潤を思う存分 堪能するって決めたから。」

そう言うと、
僕を抱き上げベッドへ。


わ〜、
僕 今夜どうなっちゃうんだろう?

「しょおさん、、、優しく して ね♡」

「さぁ、それは どうかな?」

翔さんがニヤリと笑って、、、、


翔さんのキスが
いつも以上に 熱く感じるのは
僕の気の所為かな?

キスだけで僕、イッテしまいそう、

でも、
翔さんと僕の長くて熱い夜は 
まだ 始まったばかり、、、

   

     🩷おしまい💜