翔さんの部屋にあった
組み立て式の棚などは
2人で作業したというのもあって、

2時間程で組み立てが終わり、

「じゃ しょおさん、
ハンガーラックに、
ベッドの上にある洋服を掛けて。」

「うん、分かった、、、けど どうやって?」

「えっ?もしかしてハンガー無いの?」

「、、、うん。」

「、、、(・・;)
あっ、じゃ 僕 百均に行って買って来るよ。」

「えっ?
潤が行くの?ヤダよ、そんなの。」

「じゃあ しょおさんが行って来る?」

「それもヤダ!」

「じゃあ どうするの?」

「2人で一緒に行けばいいじゃん。」

「え〜⁈わざわざ2人で行く必要ないでしょ?」

「そんな冷たい事 言わないでよ〜。」
もう3時過ぎてるし、
2人で行って 3時のおやつ休憩しようよ。」

〝3時のおやつ休憩〟って、、、
翔さんから そんな言葉が出るなんて予想外、
でも ちょっと可愛い♡

「じゃあ、、、そうしようっか。」

「うん!じゃ決まりっ❗️」


2人で行く事になって、
めちゃくちゃ 嬉しそうな翔さん。

「さ、早く行こ♪♪ 」

「うん、」


こんなに嬉しそうな翔さんを見ると
翔さん 僕の事 好きなんじゃないかな、って
勘違いしてしまいそう。

イヤイヤ でもそんな事、ある訳ないし、、、


逆に、
ずっと僕に指示を出されながら
作業してて それが堪らなくイヤで、
そこから やっと解放されて喜んでいるのかも、、、


翔さんの気持ちは どっち???

翔さんの気持ちが知りたいけど、
聞ける筈もなく、、、


「でも 良かった、
潤がこうして片付けを手伝ってくれて。
俺 潤のお陰で段ボール箱に
押し潰されなくて済んだよ
そう考えたら 潤は俺の命の恩人だね😊」

「命の恩人??
それは いくら何でも大袈裟だよ。」

「イヤイヤ、そんな事 ない!
俺 潤のお陰で命拾いしたんだから。」

翔さんは、
僕が命の恩人だと言うけれど、

これは僕にとって良い事なの??
よく分からないよぉ〜💧


甲斐甲斐しく働いて、
翔さんに僕の良さを
アピールするつもりだったのに、

これくらいじゃ まだ 足りないのかな?


翔さんに好きになって貰う為に、
もっともっと、頑張れっ、僕‼️