今日から 新しいお話を始めます。
1話から4話までは 回想シーンで、
潤君と翔君が幼稚園の頃の事を
振り返っています。
その時、
潤君は 幼稚園の年少さん、
翔君は 同じ幼稚園の年長さん、で
ちょっと拗れた感じで始まる2人です。
まだ 最後まで書けていなくて
見切り発車の為、
どんな物語になるか、今の所 未定ですが💦
楽しく読んで頂けたら嬉しいです。
優海
それでは どうぞ、
[J side]
僕には、
どうしても忘れられない
胸がズキンと痛くなって
切なくなる思い出がある。
もう10年以上前の、
僕が 幼稚園の年少組の頃の事なのに、
今でもまだ はっきりと覚えている。
僕は小さな頃、
両親や5歳上の姉、それから祖父母たちから、
凄く溺愛されていて、
『潤は 私たちの大切な天使だよ。』
いつも そう言われていた。
小さな僕は、
そんな両親たちからの言葉に、
天使が どういうものなのか
よく分からないながら、
自分は 天使なんだ、と信じていた。
だから、
幼稚園の先生にも、
「ぼくは、てんしなんだよ。」と話していて、
先生からも、
「可愛い天使さんね。」って言われて、
「うん♪」と笑顔で答えていたのだけど、、、。
幼稚園のお庭の隅の桜の花が
咲き始めたある日の事、
お友達とお砂場で遊びながら、
「ぼくはね、てんしで
みんなをしあわせにするんだよ。」 って
言ったら、
お友達は、
「しらなかったぁ。」って
びっくりしてたのだけど、
近くにいた名前も知らない
ひまわり組(年長組)の男の子から、
「ウソだぁ、そんなの。」
「ウソじゃないもん!
ぼくのパパとママが いってたもん!」
「じゃあ 背中に羽 あるの?見せてよ。」
「はね?・・・ない ...けど、でも、、、」
「ほら やっぱりウソじゃん!
ウソついたら ダメなんだよ (-᷅_-᷄๑)」
そう言われたのが
凄く凄く悲しくて悔しくて
大泣きしてしてしまった僕。
すぐに その男の子が、
「ごめんね」って謝ってくれたのに僕は、、、
僕の泣き声を聞いて飛んできた
すみれ組のめぐ先生に抱かれ
先生に顔を埋めたまま、
返事をしなかったんだ。。。
でも、
その男の子の事が気になって
ちょっとだけ顔を上げて、
横目で その男の子をチラッと見たら、
その男の子の大きな目には、
涙がいっぱい溜まってて
凄く悲しげな困った顔をして僕を見ていて、
その顔を、
今も 忘れる事が出来ないんだ。