〜S side〜

俺がいなくて きっと潤は 
心細くて寂しい思いをしている筈。

逸る気持ちを抑えながら、
16時過ぎ、空港から直接 博多店に行くと、

店舗内を30人程のスタッフが、
明日の開店に向けて
慌ただしく動き回っていた。


そんな中に潤を発見❗️

俺が熱い視線を送ると、
潤も すぐに俺に気付いて、
一瞬 ビックリしたような顔をしたけど、
すぐに満面の笑みになり

周りのスタッフに気付かれないように
小さく手を振ってくれた❣️

あ〜、もう 堪らなく 可愛い💕、、、(〃ω〃)


二宮は、
「翔さん、鼻の下 伸び過ぎですよ。」って
呆れているけど、

そうなってしまうのは仕方ない。

何しろ 昨日の朝から 実に32時間も
生の潤を見ていなかったんだから、、、。


昨日、今日と、
潤のいない寂しさに耐え、
やらなければならない仕事を全部やり終え
早い便で福岡に来た甲斐があった、、、。

俺の努力が報われた感じがして
胸がジンと熱くなる。


でも 改めて 
こうして潤の仕事をしている様子を見ていると、
凛としていてカッコ良くて
惚れ惚れしてしまう。

こんな凛とした佇まいの人が
俺の前では、、、(〃ω〃)ルンルン

「副社長っ‼️」 「・・・」
「副社長ったら‼️」

「あ、え、何?」

「『何?』じゃないですよ、
デレデレしながら ボ〜ッと立ってないで、
飲み物でも 買いに行ってきましょ。」

「あ💦  そ、そうだな。」

二宮に促されて、
近くのコンビニに人数分の
飲み物を買いに行き 全スタッフに差し入れ、


その後は
二宮と一緒に主に力仕事を主体に
手伝っていたら、
いつの間にかフロアに潤の姿がない。

もしかして トイレ?

もし そうだとしたら潤に話し掛けるチャンス!
イヤ、それ以上の事も出来ちゃうかも、、、と
二宮にトイレに行く、と伝えてから
下心満々で トイレのあるバックヤードに
行くと、

隅の方でで 何やらブツブツ呟きながら、
段ボール箱を潰している潤を発見!
俺には全く気付いてない。

急いで二宮の所に行き 見張りを頼んでから、
潤にそっと近付き、

後ろから思いっきり、

「お疲れ様❣️」と言ってハグ。

勿論 潤が背後が苦手だと言う事は 百も承知。

こんな事をしたら
潤が怒る事は分かっているけど、

でも、昨日の朝からずっと
潤に触れていなかったから、
俺の中ではもう我慢の限界。

勿論 ハグだけじゃ満足出来なくて、
潤を振り向かせて
キスをしようとしたら、、、


「ストップ‼️」


折角 いい所だったのに、、、

俺の優秀(?)な秘書に止められてしまったもやもや