今日から 新しいお話を始めます。

このお話は、 
以前 書いたお話【Mi amor】の続編で、

翔君、現在30歳、茶道界のプリンスと言われている
イケメン茶道家。

潤君、現在28歳、今 巷で注目の的となっている
若き俳優。

2人が出会ってから2年と少し、
相変わらずラブラブな2人です。


前作の
【Mi amor】は、こちらです。
もし よろしかったらどうぞ♪





           【 Mi amor Ⅱ−1】



「母さんっ、ヤダよ 僕、
僕を置いて父さんの所に行かないでっ、
母さんが いなくなったら 僕、、、、
ね、お願い! 目を開けて 母さんっ!」

〜〜〜〜〜


「うわ〜んえーん
何で こんな事になっちゃうんだよぉ
お母さんが亡くなったら ひとりぼっちで、、、
可哀想過ぎるよ〜





ドラマの撮影が押してしまって
帰るのが予定よりも遅くなります。

潤からのLINEを受け、
俺は 潤が帰って来るのを待つ間、
潤の初主演作品のブルーレイを鑑賞「ただいま〜」

このドラマ、
もう数え切れない程 見ているけど、
主人公(11歳)の拓磨(潤)が可哀想で、
見る度に 感情移入し過ぎて泣いてしまう俺。




「もう しょおさんたらo(`ω´ )o
『ただいまー』って言ったのに
返事が無いと思ったら、また それ?
一体 何回目?そのブルーレイ見るの?」

「だってさぁ、大好きなんだから
仕方ないだろ?」

俺が『大好き』と言った途端、
頬を膨らませ プンプン怒り出す潤。

そんな顔をしても全然 怖くない、てか
可愛いだけだし、、、(〃ω〃)


「しょおさん、酷い!
僕より拓磨(ドラマの主人公の名前)の方が
好きなんだ、、、」

「イヤ、イヤ そんな事は、、、、」

「ねぇ、どっちなの!?
僕と拓磨、どっちが好きか はっきり言って!」

「ん〜、潤に対する〝好き〟と
拓磨に対する〝好き〟は、
違う種類の〝好き〟だから比べられないよ。

潤のヤキモチが嬉しくて
つい揶揄いたくなってしまうのは、
俺の悪い癖。

そんな俺に真剣な顔で

「ダメ!そんなの、本当の事を言って!」

あ〜、もう
小さい時の自分にヤキモチ焼いちゃう潤が
堪らなく可愛い。

どうしてもニヤけてしまいそうになるのを
必死で抑えながら、

潤の耳元で低音ボイスで、
「潤が一番に決まってるだろ?」囁けば、
途端に 顔を赤く染めて、

「ホントにホント?///」

「当たり前だよ。」

「じゃあ、
『仕事 お疲れ様』のキスして。」

「潤、仕事 お疲れ様、大好きだよ♡」〝Chu❣️〟

「僕も♡」

ぷくっと膨らませていた頬が元に戻った所で、

「潤、疲れてるだろ?
お風呂 沸かしてあるから、すぐに入るといいよ。」

「ありがとう、しょおさん。
ごめんね 僕の家に わざわざ来て貰った上に
そんな事までさせちゃって。
ね、しょおさんも一緒にお風呂入ろ♡」

『ヤッタ❣️』

心の中で小さくガッツポーズして、
潤と2人 バスルームへと向かった。


ヤキモチ焼いた後の潤は、
いつもより積極的で、

「しょおさん 
久しぶりだね、一緒にお風呂入るの。
しょおさんの体 僕が洗ってあげるね。

「うん、ありがと。
じゃあ 潤の体も 俺が洗ってあげる。」

「、、、うん///」


もしかしたら 今夜は眠れないかも、、、

勿論 その覚悟は出来ている♡