慣れない車を運転するだけでも、
ドキドキなのに、
酔って色っぽさ増し増しの潤さんが
助手席に座っているのだから、
また違った意味でドキドキで、
更に、
「車のナビを〝自宅に帰る〟に設定したら、
マンションまでナビが道案内してくれるから
翔君 大丈夫だよね?」と潤さん。
潤さんは、
なんでもない事のように言うけど、
俺にとったら それは、
『部屋に来てもいいよ』と
言われているようなもので、
頭に浮かんで来るのは、
二十歳の健康的な男子が考えそうな事❤️
煩悩の塊になってしまっている俺に、
「ね、翔君、
今日 付き合って貰っちゃって 今更なんだけど、
カノジョは?
放っといて大丈夫だったの?」
「あっ俺、カノジョいませんから。」
「えっ、ホントに?
でも、翔君モテるでしょ?」っていう話から、
これまでの恋愛の話になり、
そこから 初めてのケイケンの話になった時、
俺が「うっ、、。」っと 言葉に詰まったら、
「えっ?翔君 まだなの?
ウソッ⁉️ もしかして まだドウテ、、イ??」
「いえ💦
ドウテ、、ィでは、、、ないと思います。」
「ん?『ないと思います』って、、、
意味がよく分からないけど、、、どういう事?」
「だ〜か〜ら〜、」
俺は 半分 ヤケクソになって、
初めての時の事を潤さんにぶっちゃけた。
それは 俺が高校3年の2月、
晴れて大学に合格して、
その当時 付き合っていたカノジョが
お祝いしてくれる事になり、
その〝お祝い〟として
カノジョからのプレゼントが、
『私をあげる♡』で、、、。
運良く俺の家で、
2人だけの時間を作る事が出来て、
いざ 本番となった時、
初めてのケイケンに、
余裕を無くしてしまった俺は、
カノジョの入り口付近で、
頂点に達してしまい、
すぐにそれを挽回しようと
2度目の挑戦したものの、
焦れば焦る程 上手くいかなくて、
結果 もう一度 トライ出来ないまま、
カノジョから『サイアク!』と言われ、
俺の部屋を出て行かれて、
フラれた、という、、、。
そんな俺の話を、
潤さんは 茶化す事なく最後まで聞いてくれて、
「そっかぁ、そんな事があったんだね。
ね、じゃあ、、、俺が翔君を、
オトナのオトコにしてあげよっか?」
「• • •(@_@)❣️」
潤さんからの爆弾発言!
潤さんの言ってる〝オトナのオトコ〟って?
俺の思ってる〝大人の男〟と同じ?