【J side】
翔君から 『大好き』って言われて
僕の胸は ドキドキが半端ない。
昨日 あんな事しちゃったから、
翔君に避けられちゃうんじゃないか、と
心配だったけど、
玄関を開けると 翔君がいて、
それだけでもドキッとしたのに、
『大好き』って言ってくれて。
これは 昨日のキスの返事って事でいいのかな?
僕は昨日、
心の中で『翔君 大好きだよ。』って言いながら
キスしたつもりだけど、
僕の気持ちが通じたのかな?
そうだったら 嬉しいけど、、、。
今日 学校から帰ったら
翔君に会えないかな?
でも、恥ずかしくて翔君の顔
真っ直ぐ見られないかな?
授業中は そんな事ばかり考えていて、
全く授業が 耳に入らなくて、
〝心 ここに有らず〟の状態。
先生から指されても ボ〜っとしていて、
「どうした? 松本、具合でも悪いか?」って
聞かれる程。
(でも、普段 真面目に授業を受けていたのが幸いして、
先生から怒られなかったのは 良かったけど、、、)
結局 みんなに
「今日は 早く帰った方がいいんじゃない?」って
言われ、授業が終わってすぐ家に帰って来た僕。
『心配してくれた先生やみんなに
ちょっと申し訳なかったな、、、』
そんな事を思いながら、
制服から私服に着替えていると、
ピコン♪
携帯にメールが届いた音。
画面を見ると、
それは翔君からのメールで、
慌てて開くと、、、
『今日の夜7時頃、
潤ちゃんの家に行っていいかな?
話したい事があるんだけど。』という内容。
勿論 すぐに『待ってる』と返事をしたけど、
喉から心臓が飛び出してしまうんじゃないか、と
いうくらいドキドキしてる。
小さい頃は 家で一緒に遊んだものの、
その頃は自分専用の部屋は無くて、
翔君が僕の部屋に来るのは 今日が初めてだから。
慌てて、
床に散らばっている漫画の本や、
散らかっている机の上を片付けて、
翔君が来るまでには
まだ時間がたっぷりあるというのに、
ソワソワ、ソワソワ。
そうして 夜7時 ちょっと前、
「こんばんは〜。」
翔君が来た!
すぐに 翔君を自分の部屋に案内したけど、
ドキドキしちゃって、
「どうぞ〜。」って言う時、
声が震えてしまった。
翔君は 僕の部屋に入ると、
「潤ちゃんの部屋、綺麗に片付いてるね。
俺の部屋とは、大違い(^^)」って言ってくれて、
ホッとしたけど、
慌てて片付けた事がバレちゃわないか、と
ちょっとドキドキ。
「そ、そう?💦
あっ、今 飲み物持って来るから 適当に座ってて。」
昨日 大胆にも
翔君のほっぺにキスしたくせに、
部屋で2人きりという状況は、
昨日よりずっとドキドキで、、、
飲み物を取りに行きながら、
大きく深呼吸して、
少し自分を落ち着かせてから、
翔君の待つ 部屋に戻った。
「あのさ、ごめんね、、、今朝は、」
「ううん、僕 嬉しかったよ、
翔君に『大好き』って言って貰って。』
「その事 なんだけど、、、」
なんとなく 翔君の顔が気不味そう。。。
『大好き』って言ったのは、
〝可愛い弟として〟だったのかな?
やっぱり 僕は、
翔君の〝恋人〟には なれないのかな?