ドキドキしながら、
翔さんの携帯に電話を掛けると、
呼び出し音が 鳴らないうちに、、、

「遅いっ!
何やってんだよ、全く 。。。」

「えっ? だって...」

「『だって...』じゃないだろ?
俺が急に居なくなったら、
寂し過ぎて、
すぐに電話を掛けて来るのが普通だろ?
ずっと待っててやったのに、
掛けて来るの遅すぎ!

「...うん。」

翔さんがそんなに
俺からの電話を待っていたなんて、、、。

2週間振りに聞く翔さんの声、
口では〝俺様〟な事を言ってるのに、
優しく心に響くのは なんでだろう?

涙が込み上げて来て 上手く喋れない。

「どうした? 元気無いな。
もしかして 俺に会えない寂しさから、
具合が悪くなって寝込んでた?」

「そんな事、、、無い ..よ。」

何 ヤセ我慢してんの?」

「ヤセ我慢なんか...」

「寂しかったんだよな?
分かった、仕方ない、俺が会いに行ってやるよ。」

「へっ??」

「フハッ爆笑
また 間抜けな声が出てるぞ、
相変わらずだなぁ、潤は。」


翔さんは そう言うけど...

二宮さんから話は聞いていたけど...

でもやっぱり少し信じられない部分もあって、

電話を掛けても、
翔さんは出てくれないんじゃないか、
そんな不安な気持ちが あったから、

翔さんがすぐに電話に出てくれて、声が聞けて、
それだけでも幸せなのに、

『会いに行ってやるよ』

そんな事を言われたら、
頭の中が バグってしまって、
予想外の〝間抜けな声〟も、出ちゃう。


「わっ!もう こんな時間⁉️
あ〜あ、潤の所為で昼食 食べ損ねた。
夕飯でチャラにしてやるよ、オムライスな。」

「えっ?」

「じゃあ、あとでな。」

えっ???
もしかして、今日 来るって事?

どうしよう?どうしよう?

翔さんと会えなくなってから、
何もやる気が 起きなくて、

今日だって休みだったけど、
掃除も洗濯もしてないし、

前に 翔さんが 俺の部屋を、
『狭いけど 落ち着く』って言ってくれたけど、
今は ちょっと残念な状態。

急に『来る』って言われても、、、

ホント 翔さんて自分勝手なんだからプンプン


それでも、、、

自分でも おかしいと思う程 ハイテンションで、

アパートに帰る途中、
スーパーで食材を買込み、

部屋に帰って、
翔さんを迎える準備をした。