美琴と入ったフレンチレストランは、
ミシュラン2ツ星で、
予約がなかなか取れない、かなり有名なお店。
なんとか予約が取れて 美琴に連絡した時、
凄く喜んでくれて、
俺もその時は 凄く嬉しかった筈なのに、
今日は なんだが心が弾まない。
そんな俺とは反対に、
お店に入った途端、美琴の機嫌は治って、
「お料理 楽しみ〜♪」なんて言ってる。
美琴の機嫌が治ったのは 良かったけど....
「ね 翔、
せっかくだから少しワイン飲もうよ。」
「うん、そうしよっか。」
ここで もし俺が『飲まない』と言ったら、
美琴の機嫌がまた 悪くなる...
そう考えて つい言ってしまったけど、
そんなふうに答えてしまった事で、
気持ちがまた沈んで行く。
美琴との食事が あまり楽しくない、
「ね、翔。
ここのホテルもいいけど、
私 小さい頃から、
ミッキーとミニーに祝って貰いたいっていう
夢があって、だから *#=$<%$+£ 」
カノジョの話す言葉が理解出来ない![]()
『ここのホテルもいい、、って?
ミッキーとミニーってなんだ?』
理解出来ないカノジョの話を聞き流しながら、
考えるのは 彼の事。
彼と俺に 一体 何があったのだろう?
俺は全裸、彼も薄いガウン1枚、
キングサイズのベッドが一つ。
やっぱり 一緒に寝たんだ と思うけど、
全く覚えてない。
それが 残念でならない、と 思う俺は
彼と どうしたかったのだろう?
「翔、、、ねぇ 翔 ‼︎」
「あっ ごめん、、何?」
「今日ね、
ウエディングドレス試着出来るんだって、
楽しみだねぇ、ねっ?」
美琴は嬉しそうに そう言ってるけど、
俺、まだプロポーズしてないんだけど...。
確かに、
付き合う時に、
『結婚を前提に』と言われて、
『分かった』と 答えて
今まで 付き合って来たのだから、
これが順当な流れなのかもしれない、
でも、美琴の気持ちに付いていけない。
そんな気持ちが顔に出てしまっていたようで、
「翔、今〝面倒臭い〟って顔したよね⁉️
何で そんな顔するの?
一生に一度の大事な結婚式の事なんだよ‼︎
信じられないッ
」
俺には、、、
勝手にどんどん進める美琴が信じられない![]()