翔さん いいょ(-_-)

ん、何が?

帰らなくても いいよ、
2人で一緒に住むとこ 探そ?

ホントに?
遠慮しなくていいんだよ?

俺は 潤のお願いだったら、
どんな事でも〝はい、喜んで!〟って言うって
決めてるからウインク

• • • (-_-;)



一旦 翔さんのマンションに帰ってから
夕方 また来るなんて、
そんなの死ぬ程 恥ずかしくて、絶対ヤダ!

だから 気持ちを切り替えて、


ね、それより翔さん どうしよう?

さっき2LDKが良いって言ってたけど、あとは?

う〜ん あとは... 南向きがいい!
潤は?

うん 俺もニコニコ
それで ベランダで野菜とか作りたい!

あっ、それから
今 住んでる所がキッチンが狭くて
ちょっと使い辛いから
もうちょっと広い所がいい!

えっ、キッチンが使い辛いって...
潤、料理するの?

あ、うん。
でも、レパートリーとかそんなにないけど...

料理するんだ...


翔さんは そう言った後 急に黙ってしまった。

さっきまで、ノリノリだったのに...

どうしてなのか分からなくて戸惑うけれど、
それでも不動産屋さんにいくつか物件を
案内して貰って、

そのあと、

ね、翔さんは どこが良いと思った?

• • •

翔さん、翔さん、

あっ、潤 ごめん 聞いてなかった、何?

翔さんは どこが良かったかなぁ?と思って、

あぁ、え〜と..

あの...

ん? なぁに?  

あのさ、潤にひとつ お願いが...あるんだけど...

お願い?

うん、
ホントは今 言うべき事じゃない と思うんだけど.

何か すごく言いづらそうな翔さん。

翔さんは、
 「やっぱり 一緒には 住めない」 
 って言いたいんだ、

そう思ったから、


いいよ、俺は。

えっ、ホントにいいの?
ありがとう、
嬉しいよ、潤が俺の気持ちを分かってくれて。

ニコニコして すごく嬉しそうな翔さん。


 一緒に住む事に 前向きになっていた俺は、
ちょっとショック。

でも、やっぱり
昨日 出会ったばかりで
すぐに一緒に住もうだなんて
最初からムリだったんだ、、


翔さんに悲しそうな顔は見せたくないから、
なんとか笑顔を作ったのだけど...