シェアハウスに来てから2週間。
僕の1日は、
しょおさんの
潤 起きて〜、朝だよ。
という声から始まる。
いつも決まった時間に来てくれて、
寝起きの悪い僕を起こしてくれる。
しょおさんに
『潤 起きて』って何回も言われて、
『起きなくちゃ』とは思うのだけど、
なかなか起きられない。
それは、
しょおさんに〝優しく〟起こして欲しくて
〝ワザと〟そうしている部分もある。
『起きて』って言っても
いつまでも目を開けない僕に
しょおさんは、
しょうがないなぁ、
って言いながら、
僕の耳元で
潤、朝だよ 起きて
って あま〜い声で囁いて
最後は、僕の唇に〝チュッ💕〟ってしてくれる。
しょおさんのキスが僕の目覚めるスイッチ。
今は ちょっと触れるだけのキスだけど、
一度だけ、
しょおさんの〝オススイッチ〟が入っちゃった
事があって...
潤 大好きだよ❤️
という言葉の後、
しょおさんから送られたキスは、
最初は 啄むような軽いキスだったのに
段々と深くなって行き、
舌と舌が絡み合う濃厚なキスに。
こんな熱いキスは生まれて初めてで
僕の体は 熱さで溶けてしまいそうだった。
キスのあと...
しょおさん 僕 起きれない
起き上がろうとしても全然 力が入らなくて、
しかも体は熱く火照ったまま。
その日は どうしても朝食を食べにダイニングに
行く事が出来なかった。
そんな事があってから暫くして、
あの時は、
西田や、皆んながすごく心配して
『先生(櫻井家の専属医)を呼びましょう』
なんて言うから、ホント 焦ったよ。
しょおさんが苦笑いしながら そう話してくれた。
だから、
今は 元の ちょっと触れるだけのキス。
たまには、
あつ〜いキスも欲しいな💕
と思う事は あるけれど、
朝は やっぱり〝このまま〟の方が正解かも。
大きく伸びをして起きた僕の目の前には、
しょおさんの優しい笑顔。
朝のこの時間は僕の大好きな時間。
『今日も すっごく幸せだよ、しょおさん。』
僕の心の声、
しょおさんに伝わってるといいな 💜
end