俺の夢が叶った。

大袈裟じゃなくそう思った。

〝しょおさんの誕生日を一緒に祝う〟という夢。

でも、本当は
ただ単に、しょおさんにもう一度会いたかった
というのが本音かも。

俺、あのね
しょおさんの誕生日プレゼント買ったんだよ。
だから、しょおさんに会いたかった。

えっ、ホントに⁉️
すっげぇ嬉しい!
生まれて17年、今までで1番嬉しい音譜

『しょおさん 大袈裟だよ〜』
なんて言いながらも
俺も しょおさんと こうして話が出来て
凄く嬉しい。

しかも しょおさんが 優しい笑顔を
俺に向けてくれるから、
今朝から落ち込んでいて
マイナスだった気持ちは、一気にプラスに転換。

俺って めちゃくちゃ単純なのかも。

まだ、3回しか会ってないけど、
会えば会う程 どんどん好きになって行く、
そんな気がした。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ところでさぁ、
潤のご両親 今日いる?

誕生日プレゼントを取りに家に戻りながら
しょおさんから そう聞かれたから、

休みだからいるよ、どうして?

ご挨拶したいと思って。


『え〜〜〜っ!!〝挨拶〟って• • •』


〝両親への挨拶〟=〝お付き合いを許して下さい〟
俺のイメージでは そんな感じだから、
(しょおさんの事は 好きだけど)
いくらなんでも
早過ぎるじゃないかと めちゃくちゃ焦った。


受験生の潤を誘うのだから、
ちゃんとご両親にお願いした方がいいかなぁ
と思って。どうかな?


あっ えっと うん
大丈夫、OKしてくれると思う。




俺の両親の前で正座をして頭を下げ、
『潤くんとお付き合いさせて下さい』

そう言っている しょおさんの姿が
頭に浮かんでいた俺。

こんな妄想しちゃうなんて•••チュー

でも、正座して畏ってるしょおさん、
見てみたいかも