《ショウ》

『ジュンの隣に寝るだけ』

そう思って入ったベッドだったけれど、
ジュンの寝顔を見ていたら…

『ダメだ‼︎』

ガマン出来ない。

ジュンの着ているものを剥がして
その白い肌に直接触れたい。
ジュンとひとつになりたい。

そんな衝動に駆られ、
俺の下半身が疼き出す。

でも、
ジュンが寝ている時に襲うようなマネは
したくない 。

大切にしたい〝初めて〟

だから…

冷たいシャワーを浴びて落ち着こうと
ベッドから出てバスルームに向かった。


〜〜〜〜〜〜〜

《ジュン》

あれ?

ここは?

喉が乾いて 目が覚めた僕。
見覚えのないベッドにひとり。

ぼ〜っとする頭では、
今の状況が今一つ飲み込めない。


みんなで飲んで騒いで…

ショオくんは? みんなは?  

どこに?

ベッドから出て、寝室のドアを開けると
そこには、

上半身裸、腰にバスタオルを巻いただけの
ショオくんがいて、

あっ

ドキッとして頬が熱くなる。


『その胸に抱かれたい』
ショオくんの厚い胸板と逞しい腕を見て
そんな事を考えてしまった僕。

ドキドキして、
頬だけじゃなく体中が熱くなる。


こんな気持ちは初めてで、
どうしていいか分からない…。