しょおさんの誕生日パーティーから3日経って…

今日は
しょおさんのマンションに行く日。

でも、少し足取りが重い。


この間のしょおさんの誕生日に
しょおさんと〝ひとつになりたい〟と思っていた。
だけど、
みんなで明け方近くまでワイワイ騒いでいて、
しょおさんとは何もないまま。

〝ひとつになれなかった〟のは、
みんながいたからなのか、
しょおさんがそれを望んでいないのか、
分からなくてモヤモヤする。


◇◇◇◇◇◇◇◇


しょおさんのマンションに着いて、
掃除や洗濯をしている時も、
夕御飯の準備をしている時も、
考えるのは しょおさんの事ばかり。

しょおさんが僕を愛してくれているのは
わかってるけど…

もしかして
〝愛してる〟=〝ひとつになりたい〟
じゃないのかな。





潤、ただいま〜♡

お帰りなさい、しょおさん♡

僕の顔を見てすぐに、
僕が少し元気がない事に気付いて、

潤、大丈夫?
どこか具合悪い?

ううん、どこも悪くないよ。

まさか、
『しょおさんと〝ひとつになれなかった〟事が
寂しくて元気がなかった』なんて言えないから
誤魔化したけど…。


夕御飯を食べている時も、
ずっと僕の事を心配してくれるしょおさん。

しょおさんからの愛を 強く感じる。

それがとても幸せな事なのに、
なんで僕は〝ひとつになる事〟ばかりに
拘っていたのだろうか?

しょおさん、僕 すっごく幸せ。
これからも僕をず〜っと離さないで♡

もちろん‼️
ずっとずっと離さない。
そう言うと、
しょおさんは僕をギュッと抱きしめ、
優しくキスをしてくれた。