翌朝 目が覚めると
そこは、しょおさんの腕の中。

潤、おはよう。
よく眠れた?

うん、
しょおさんは?
腕、痺れてない?

全然、
大好きな潤を抱きしめて眠れて 凄く幸せだよ♡

しょおさんは、真面目な顔をして
甘い言葉をサラッと言うから、
僕の胸は〝キュン♡〟ってなって、
もう少し このままでいたいと思ってしまう。

しょおさんも同じ気持ちのようで、
なかなか2人共ベッドから出られない。

気がつけば、
迎えの車が来る30分前になっていた。

慌てて2人交代でシャワーを浴びて、
朝食を食べる時間もないまま
急いでロビーに向かうと、
エントランスの外に迎えの車が来ていたようで、
あっ、もう来てる‼︎
潤、こっち。
しょおさんに言われ、何も考えるヒマもないまま
車に乗り込んだ。


その車が向かった先はしょおさんの会社。

着いたよ、潤。

そう言われて しょおさんに続いて車を降りた。

降りた僕の目の前には、
全面ガラス張りの真新しい高層ビル。

『えっ!これがしょおさんの会社?』
あまりにも今の僕には場違いな場所に思えて
尻込みをしていたら、

潤、一緒に来てくれない?
潤を帰したくないんだよ。
僕の腰に手を回して、耳元で囁くしょおさん。

しょおさんは唇が僕の耳にくっつくくらいの距離
で話すから、僕はゾクってして耳が熱くなった。



翔さん、遅いですよ‼︎
会社の前でイチャイチャしてないで、
早くして下さい。

声をかけて来たのは、
昨日の電話の人、確か二宮さん。

すぐ行くよ!



潤、行こうニコニコ

はい

僕もまだしょおさんと離れたくない。

一緒にいたい💜