明け方の空。

やわらかい青に、まだ眠たげな雲。

鉄塔の赤い灯りが、

心拍みたいに瞬いている。 

その下で、

世界はちゃんと、静かに始まっている。







世界は案外せっかちで、

でもちゃんと整えてくる。

自然界は怠けない。

だからわたしたちも、

焦らなくていい。

空はちゃんと動いている。

 
ーーー


見上げるたびに、ちがう表情を見せる空。


ひとつとして


同じ瞬間がないからこそ、愛おしい。








焼き立ての香りと、


色とりどりの果物で満たされる朝。



自分の手で丁寧に整えるひとときが、


心をすっと落ち着かせてくれる。







忙しい時間の中でも、


ひと息つくための大切な時間。


体にやさしいひと皿で、


午後に向けた元気を静かに充填。







一日の終わりを締めくくる、


あたたかい食卓。


「今日も無事に過ごせたこと」に


感謝しながら、ゆったりと。






また新しい一週間の始まり。


​世界も、


空も、


静かに動き続けているから。



わたしたちも、


焦らず、


自分の歩幅で。



​一歩ずつ、今日を重ねて。