はじめましてに代えて

醒めている祈り

―― わたしの言葉は、いつもここから始まります。





 

出来たての気づきを、温かいうちにどうぞ。


 別に、好きなものを好きなだけ食べてもいい。 

相手の食べるペースに合わせる必要なんて、

本当はない。 


それなのに、つい合わせてしまうのは、

 “習い性となる”という言葉がぴったりかもしれない。


小さい頃から、

まわりの様子をうかがいながら生きてきた癖。 


それが、食卓の上でも顔を出してしまう。 

気づかぬうちに、相手の皿を気にして、

自分の箸を止めていた。 


食卓は、わたしの“心のクセ”が映る場所。 


だからこそ、そこに少し工夫をしてあげると、 

思考も一緒にやわらかくなるのかもしれない。 


まったく何も考えずに組み立てた献立を、 

無理くりワンプレートにのせてみた。 


一皿ずつ出すときは、

ついボリュームや見た目を気にしていたけれど、 

不思議とワンプレートにすると、

全体がアンサンブルになる。 


ひとつひとつの出来栄えを細かく気にしなくても、 

集まると、ちゃんと“いい顔”をしてくれる。 


枯れ木も山の賑わい

…とは、ちょっと違うかもしれないけれど、

みんな一緒に並んで、

料理たちもなんだかうれしそうだった。 


ちょこっとずつ、あれこれ作るのも、

楽だし、楽しい。 




策士:見た目は地味でも、戦略は華やか。

皿一枚に詰まった知恵の舞台さ。」




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