旅シリーズ。
問われてないのに語るっていうタイトル。
鎌倉時代初期(承久の乱の後)に「二条」という貴族の女性が書いた「とはずがたり」。
なかなかの波乱万丈、色恋(お相手は上皇、上級貴族、皇族の僧)、旅のお話。
名前は聞いたことあるような。
なんと、1938年に発見されたそうで、びっくり!!
宮内庁の書庫の、地図の棚にあったそう。これが唯一の現存写本らしい。
旅の本なので、元の本のストーリーを追いながら、著者も旅。
京都から、関東にも旅行してて、伊勢に熱田、厳島にも。
メインの色恋は、「源氏」?なお話。
実在の天皇、高官が登場してて、どこまでほんと?
ちょっと盛ってる?わからないわ~自分のこと、そこまで書くかな~
この本は、著者の旅、というより、原作者「二条」の生活と旅の方がすごすぎ。