田中澄江著。
旅の本だった~笑
↑の本の右端に「古典の旅」とある。わからん~
「枕草子」ゆかりの寺などを、作家さんが旅して書いたエッセイ。
しかも、前に同じ作家の似たシチュエーションの本も読んだ気が。
関連する原文と現代語訳もあり。
でもま、面白かった~一気に読んだ。
この方、清少納言について、大河ドラマ「光る君へ」と同じ解釈されてて、良かった。
描いた時期を考えると、あえて、定子や伊周たちの華やかさ、を描いてるんだと思う。
短い言葉で、ずばっと例えたり語ったりが、小気味いい。
夫を捨てて宮仕えした冷たい人とか、虚栄心が強いっていう批判もあったそうな。
本の中の当時の説明は、ドラマのおかげで、すっと入れた。
「内覧」とか、天皇家・藤原家の家系や行動についてとか。
旅、として著者が廻ったのは、清水寺、熊野の青岸渡寺、伏見稲荷、長谷寺(奈良)、下鴨神社、
上賀茂神社、船岡山、広隆寺、松尾大社、岩清水八幡、春日大社、石上神宮、山の辺の道、
三輪山登山、一条天皇陵、鳥辺野陵(定子、詮子陵…姪の嫁をいじめた姑という著者記述あり)など。
「枕草子」にこれら(陵は別)の旅の話があるらしい。
結構歩いてる?
(熊野は、枕草子に話は出てくるが、清少納言は行ってないみたい。花山法皇が行ったそう)
以前、奈良、紀伊半島旅行で、伺ったところも多くて、興味深く読めた。
↑で行ってない神社仏閣は、広隆寺と松尾大社、岩清水八幡かな。
…京都、行きたいな…