いよいよ4巻目(最終巻)に。
今は屋島に落ち着いたところ、京都には木曽の義仲がいる。
ここで、びっくり。
生き残った平家の人、居たんだ!!
隠れ住んだ、のではなく、京都で。
平頼盛さん。清盛の異母弟。
清盛の父・忠盛の正妻の子で、清盛とは仲悪かったみたい。
この正妻が頼朝の命乞いをしてくれた人で、頼朝は恩義を感じてて
頼盛と連絡を取ってたらしい。
平家の都落ちの時、引き返して京都に残って、法皇も許したそう。
へーーーこの人、すごいわ。よく生き残れた…うーーーん。
持ってた所領そのまま頼朝に安堵され、子孫も続いてるそう。
話は、これから義経が登場して、壇ノ浦になっていくのね。
アニメ「平家物語」も見たので、悲しい話になっていくのか…
***
京都から西に逃げていくのだが、九州では味方なくて、大変な目に。
平家は20年も政権とってて、貴族になってたのよね。
清盛はともかく、その子・孫はすっかり貴族。
全国を統治するという発想もなかったってことか。
身内はみな京都にいて貴族化、全国に一族を配して統治してないから、いざというとき
どうしようもなかったのか(四国は助けがあったみたい)。
最期に向かっていくのが、読んでてつらくなる…
頼朝は鎌倉に居て、正しかったのね。