吉屋信子著
この作者さん、お初かな。
良かったので、ほかの作品も読んでみたくなった。
たち、なのでいろんな女性が登場するのかと思ったら、
家光の側室、お万の方の話。
公家出身で、幼少期から尼僧の修行してたのに、17歳で江戸城で見初められ、
還俗させられ、側室になった人。
とても読みやすくて、品格のある文章。
どろどろした世界の話なのに。
正直、家光とお万の方、出来すぎ&美化してる?な気もしたが、引き込まれる展開だった。
・・・・・
前に、同じく家光の側室、桂昌院の一生の本も読んだ。
かーなり雰囲気が違うね。
同じ、お万の方も登場してて、おっとりした自分の考えがない女性って
表現だったような。
お万の方が、京出身の桂昌院(お玉)を将軍に勧めたわけで
ふーーむ。
今回読んだ本のほうが、どうしてそんなことをしたか、
納得できるかな。