井沢元彦著。

この「逆説」シリーズは所々読んでて、なるほど!と思ったり、違うだろー!と思ったり。
今回のは、面白かった。


今までの疑問がなるほど、と解けた感じ。

孝明天皇の態度とか、暗殺説とか興味深かった。

慶喜の不可解な態度とかね、「二心殿」と呼ばれてたのね~
「マイナスの英雄」って言葉に笑っちゃった。確かに!
著者の説明に納得すること多し。
薩摩藩が考えを変えた理由も、慶喜のせい?!
朱子学についての説にも納得。

今に残った文書だけで当時の考えを判断するのはおかしい。
歴史学者が想像では書けないのもわかるけど。
秘密の合意とか考え、そんなの恐ろしくて文書にするはずない。
その後の行動で判断するってのは、正しいと思うよ。

まー著者の意見がすべて正しいかは?だけど。
大河は時代考証とか必要だし、思い切った説は入れられないだろうな。

鶴瓶さんの岩倉具視は、ない、というのはわかった。
維新当時の年齢(30代)が違うし、実妹は孝明天皇の寵妃って。
どうみても違う~

有名な人物どんどん登場して、もーー目まぐるしい展開。
不運な人もいっぱいで、当時の人たち大変だったね~